今月お茶の間を賑わせたSoftBankグループのPayPay。100億円にあやかろうと、筆者もサービス開始日に20万円越えの決済をしたのだが、その後サーバーが混雑して決済できなくなったり、二重決済や不正利用が相次ぎ大混乱になった。
そしてサービス開始から10日後、100億円は底を尽きてしまいキャンペーンは終了。ポイント還元率は20%からたった0.5%まで下がるという、実に極端な展開を繰り広げていた。そこに突如、クレジットカードは毎月5万円までという制限が告知された。
①あまりにもお粗末すぎる・・・
実はニュースが流れる数時間前、PayPayを利用する店舗向けのメールがTwitterで流れていた。「クレジットカード利用の上限が5万円に制限される」というタイトル通りの主旨だった。
「そもそも個人が流していいものなのか、守秘義務も何もないものか」と利用規約自体を疑ってしまった。「まさか」とは思っていたが、その数時間後に大手メディアを通して正式に発表される。突然すぎる発表に開いた口が塞がらない。
②大型決済ができなくなった・・・・
Apple製品やニンテンドースイッチを大量に購入するなど、高額決済が目立った100億円キャンペーン。こうした感覚で買い物することは、もうできない。5万円分をクレカ決済できるのは1ヶ月に1度までとなる。
なお、Yahooマネーからのチャージや、銀行口座からチャージすれば5万円以上の決済はできるのだが、この状態では利用者を更に惹きつけるのは難しい。
最後に
今回の騒動は、現場に混乱が絶えないSoftBankらしいものがあり、安定するまで待つしかないと思っていた。待ってさえいれば落ち着きを取り戻し、何だかんだで株価も回復し、安定する。それこそが筆者の見てきたSoftBankだった。
だからPayPayの騒動も何とか落ち着きを取り戻すと思っている。ただ、セキュリティ面の都合でクレジット決済上限を設けてくるとは実に予想外だった。こんな状態で本当に人々が使うようになるだろうか。まだ何か秘策を抱えているはずだ(と信じたい)。