前回書いたBlackberryの個人的な解釈。
「メールやSNSに特化され、動画(音だけ再生が可)をバックグラウンドで楽しめる、さらにそれを物理キーで楽しむ端末。」
そこからもう一歩飛び出すのがBlackberry Passportだ。
①コンパクトさがそのまま!
一般的にスマートフォンは縦長になっているのだが、Passportは4.5×4.5の正方形になっている。横幅が圧倒的に広く、目に入ってくる情報量が圧倒的に多い!
今までメールやTwitterを一件読むのに苦労したがご覧の通り。
(写真はiTunesから来たメール。ぱっと見でメール全体が目に入ってくる)
また、正方形なのは筐体をコンパクトに仕上げる事にも貢献している。「Pocketに入るのがBlackberry」という概念(?)を継承できているのは素晴らしい。
②物理キーとソフトウェアキーの融合が絶妙すぎる!
ご覧の通りなのだがPassportには「記号および数字キー」が一切ない。文字入力の際は常に物理キー上部(画面下部)にソフトウェアキーが出現し、変換をサポートしてくれる。
横幅が広くて打ちにくい?と思っていたのだが、その不安は見事に解消された。むしろ慣れてくると早打ちが可能に。
③期待されるAndroidアプリとの互換性
なにもPassportに限った話ではないのだが、Androidアプリと互換性のあるOSなので使えると非常に便利。①と重なるがアプリ表示が広くなったことで作業が捗る!
ほんの一例だがSPEEDテストを表示してみた。Blackberry Q10では計測結果の数値くらいしか見えなかったのだが、ご覧のとおりほぼ全域が見えている。
現在不安定なAndroidアプリとの互換性が安定すれば計り知れない程の力を発揮するのではなかろうか。
まとめ
大きすぎて「ただの変態端末なのでは!?」と思ったBlackberry Passport。しかし実際にはファンががっかりしない工夫が至るところに見られる。
ディスプレイを縦長でなく正方形にしてコンパクトさを保ち、ソフトウェアキーと物理キーをうまく融合させること。
そしてその土台を持って「どう使っていくか」という可能性を高めてくれたこと。そこに筆者はAndroidアプリとの互換性改善を期待している。