物理キーボード搭載のスマートフォンは、もはや BlackBerry くらいとなった。キーを押下する感覚に中毒性があり、根強いファンはいまだに多い。
(歴代シリーズで、筆者が愛してやまなかった Blackberry Classic )
独自の OS 10 から Android OS に移行して以来、PRIV や KEYone などいくつか新デバイスがリリースされた。
(Android OS 第2弾の KEYone。重さ以外はほぼ完璧だった)
もちろん飛びついて購入したが、巨大すぎたり重かったりで、残念ながらいずれも手放す経緯となった。
しかし BlackBerry への思いはついえず、 現行モデルのKEY2 LE を購入。何度かに分けてレビューしたい。
①半端ない軽さ、これぞBlackBerry!
そもそも KEY2 LE は上位機種 BlackBerry KEY2 の廉価版とされる。筐体のチープ感を懸念していたのだが、いい意味で裏切られた。
本体を手にとると、まずは「軽い!」と発声したくなる。それもそのはず。前作 KEYone の重量 180g に対し、KEY2 LE は わずか156g。
たった 24g、されど24g。わずかな差が実用性をおおきく左右するのだ。
(Atomic と呼ばれるカラーはレッドとブラックが調和している)
今やスマートフォンは両手で使う人が多いかもしれないが、「携帯電話は片手で使うもの」という懐かしく、あたりまえの感覚を再現している。
②感慨深い、外観へのこだわり
もう一つ特筆したいのが、背面だ。赤い BlackBerry はこれまでも存在した。以前、 BlackBerry Passport のレッドを所有していたのだが、その時の画像がこちら。
背面一色がレッドになっている。これはこれでオシャレだとは思うが、派手すぎるという人もいるだろう。そんなことへの気配りなのか、LE の背面をご覧いただきたい。
(上位機種の背面デュアル・レンズは健在。カメラ性能もチェックしたい)
薄いパープルで仕上がっているのだ。ブラックは前面、レッドはフレーム、背面はまたちがった色とバランスをとり、結果的にカジュアルな仕上がりとなった。
(上部にイヤフォンジャック、充電端子はトレンドのUSB Type-C を採用)
最後に
とりいそぎファーストインプレッションとするが、外観から取り回しに関しては大満足だ。
何より物理キーを使うことの喜びと、この中毒性あふれる感覚が筆舌に尽くしがたい。
久しぶりにワクワクしてきた。今回はここまでにして、次回は内部までみていきたい。
関連記事:【検証】BlackBerry KEY2 LE で au SIM が動いた話・・・