昨日の午前中から「 PayPay が利用できない」という声が Twitter で相次いで報告された。
PayPay 公式が時間を空けるよう案内をだすも収拾がつかず、結局はヤフーカードのチャージ、クレジットカードの支払いが止める緊急メンテナンスが入った。
【お知らせ】
現在、多くのお客様にご利用頂いており、スキャン支払いの場合、金額入力後に[支払う]をタップ後に、待機画面が表示される場合があります。
[支払う]をタップ後に、待機画面が表示された場合は、決済手段を問わず、決済は成立しておりません。
お時間空けて頂き再度お試しください。— PayPay公式サポート (@PayPaysupport) October 5, 2019
10 月 5 日は 20 % 還元キャンペーンが行われており、アクセス殺到による障害と思われるが、同様のことはサービス開始直後にもあったわけで、どうしても防ぐことはできなかったのだろうか。
相次ぐ大手の不具合
というのもここ最近になって大手企業のコード決済がつぎつぎに障害を起こしている。
その度に「QRコードって、こんなにも脆いのか。決済手段として信頼できないのではないか」という不信感が高まってきたのである。
9 月 20 日には iPhone11 発売日という大イベントにも関わらず「d払いでドコモの iPhone11 が購入できない」という悲惨すぎる障害がおきた。
午前 10 時 40 分には復旧したものの朝 8 時から開店していたショップは混乱に陥って、結局 d払いで iPhone を買えなかった人が続出した。
また「楽天ペイ」に関しても 10 月 2 日から大きな障害が続いている。
■ TNN NEWS 速報 ■
2日12時10分すぎから、楽天が運営するQRコードやバーコードを用いたキャッシュレス決済サービス「楽天ペイ」で決済ができないとの情報が相次いでいます。利用者側ではポイント残高が引かれたり支払い完了メールは届くものの、店舗のレジ側では決済エラーが発生している模様です。 pic.twitter.com/wynvIs4cia
— TNN NEWS α (@Trainfo_NEWS) October 2, 2019
この障害は 5 日現在でも未だに根本的な解決を見せておらず、もはや使わない方がいい決済規格に成り下がってしまいそうである。
膨大な投資コストは報われるのか
まるで電車やバスに遅延が出ているかのように障害情報が出ているが、これでは決済手段として根強く信頼されることなんてないはずだ。
筆者のように不信感を抱く人が出てきている可能性はゼロではないだろうし、キャンペーンに参加するのがつかれた人もいるだろう。
本当にこのままのノリでいいのだろうか。PayPay は先日 1,500 万人の顧客と 150 万店舗での導入を突破したことで話題となった。
しかし度重なる障害はこの 1 年間の投資を全て無駄にすることになるだろう。それを企業側がどこまで意識しているか、普及のカギはそこにある。
そして信頼できない以上、暫くは現金は持ち合わせて外出した方がよさそうだ。
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