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5G galaxy 日記・

国内版 Galaxy Z Fold2 Thom Browne Edition(トム・ブラウン)、「NTTドコモ」に対応と判明。

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11 月 4 日、Galaxy Z Fold2 5G の限定版「トム・ブラウン」が Galaxy Harajuku 等で販売される。

通常モデルは KDDI の独占販売となっており、今年もドコモからはリリースされる気配はない。ところがトム・ブラウンモデルの対応周波数はすこし興味深いものになっていた。



ドコモ 3G/4G には対応している

まず驚いたのはサムスン日本法人が公開するスペック表から au の他 NTT ドコモにほぼ対応している点である。

3G Band1(2100 MHz)、6・19(800 MHz) の表記から地下・山間部・屋内に強い FOMA プラスエリア対応とわかる。

4G においても LTE Band1、3、19、28、42 と 5 種類ものネットワークを網羅する。

さらに 5G は au と共通 NR n77/n78 の表記があり、もしかするとドコモ 5G に接続できるかもしれない。その場合、Pixel5 と同じくドコモ未発売モデルながら実測値で 500 ~ 600 Mbps は体感できるだろう。

 

ソフトバンクに冷遇・・・

一方でソフトバンクに対しては冷ややかだ。一応 3G Band1、4G Band1、3、28、41、42 を通して快適に利用できるはず。しかし「プラチナバンド」と呼ばれる Band8 (900 MHz) が 3G/4G ともに省かれている。

これがないと地下や屋内で圏外になる可能性がたかく Y!mobile やソフトバンク向け MVNO ユーザーを含めてお勧めしにくい。

(本体の他、Galaxy Watch3、Galaxy Buds liveも限定版が同梱される)

なぜこうした仕様かは不明だが、ソフトバンクは Galaxy の販売実績が乏しいことに起因するかもしれない。 2015 年に Galaxy S6 Edge を一度リリースしたきり、サブブランドや MVNO ともほぼ縁がない。

こうした経緯がサムスン日本法人やドコモ、KDDI の圧力としてスペック表にでた格好だろうか。海外版  Galaxy と同じであれば恐らく VoLTE すら弾かれる仕組みと推測される。



海外利用が想定されていない??

そして大事なポイントがもう一つ。ソフトバンクだけでなく、海外での利用が想定されていない。

例えば米国、カナダ、アルゼンチンなどの北米、南米では 4G Band 2/4、5 が不可欠で 3G Band2 (1900MHz)、B4(AWS)が無ければ確実に圏外になる。

またアジア、ヨーロッパ等に欲しい 4G Band7/20、 先述のとおり Band8 が省かれており、挙句の果てに GSM には非対応の模様。

(恐らく「周波数より中身を楽しもうよ!」という趣旨なのだ。きっとそうだ)

これでは国内利用が前提と言われても不思議ではなく、40 万円を越えるスマートフォンとしてはどうなの?と問いたくなる。限定モデルを巡っては対応バンドの少なさからシャッター音のないフルバンド対応の海外版を輸入する人が多い。しかも相場が下がりやすい事から今回もそうなるのではないだろうか。

サムスン公式の SIM フリーでこの有様ということは、仮に S20 や Note20 シリーズが完全 SIM フリーになっても同じなのだろうか。やはり日本ではキャリアと密着してこそ Galaxy なのか、色々勘ぐってしまう一件である。

リンク:サムスン電子

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