高速データ通信サービスの「WiMAX +5G」が4,950円に値下げされる。
新規契約時に「WiMAX +はじめる割」に加入すれば2年間4,265円で利用可能。
従来プランと比べて月187円安いから2年間で4,488円だけ安い。違約金もないことから今まで以上に使いやすくなりそうだ。
では「WiMAX +5G」はどんな人に向いているのか。メリット・デメリットを改めて解説していきたい。
PC利用メインなら「WiMAX +5G」
結論から書くと「WiMAX +5G」はPC作業を中心に使う人にお勧めしたい。
ルーターで受信した5G速度をそのままPCに流し込めるのが特長で実測500~600Mbpsも珍しくない。
(画像はMacBook Airに5Gを流し込んでいる場面)
これをスマホのテザリングで行うと100Mbps前後しか出ないことから、外出先で自宅のようなモバイル環境を求める人に向いているのだ。
また直近3日間で15GBの速度制限が2月1日から撤廃され、家で固定回線代わりに利用しているユーザーの満足度が向上しつつある。
単純に安くなっただけでなく利用環境も改善していることから、5G時代を見据えた大容量プランとして一定の需要を満たせるだろう。
デメリットは「プラチナバンド」が有料
もちろんデメリットもあって地下・山間部・屋内は相変わらず弱い。
ルーターの「プラスエリアモード」をオンにすればauプラチナバンド(800MHz帯)に接続できるが月額1,100円と有料。
(5G非対応のスマホでも400Mbps以上を流し込めた)
せっかく安くなったから余計な課金は避けたいところ。契約を検討している人はお試しサービスの「トライWiMAX」を使ってみよう。
もしお住まいの地域が「プラスエリアモード」なしで過ごせるエリアならWiMAX +5Gはかなりお得。
逆にエリアが厳しい人は楽天モバイルなど別の手段を検討したほうが良さそうだ。
大手3社の新たな戦いが始まるか
ちなみにUQがこのタイミングで値下げした背景に、NTTドコモの「home 5G」や先日発表されたahamo向け100GBがあると考えられないだろうか。
(ahamo専用プランで6月にサービス開始予定)
というのもWiMAX 5G+の新価格4,950円はドコモ100GBプランと同額。UQはオプション加入で安くなるとはいえ、ぱっと見では横並びになっているのだ。
だとすれば遠からずソフトバンクも同じような条件で参入してくるに違いない。
(ちなみにドコモ「home 5G」とも同額)
それは自宅据え置き型のSoftbank Airで実施するのか、それともワイモバイルやLINEMOで対抗するのか。そしてそれらが楽天モバイルにどんな影響をもたらすのか。
菅前政権で始まった値下げ合戦はまだまだ続きそうだ。
リンク:UQモバイル
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