待望の iPhone11/ 11 Pro/ 11 Pro Max がアップルから正式に発表された。
その中で筆者が注目していたのは「Dual SIM 仕様は今年も中国(香港・マカオ)だけなのか」という点。
発表会では触れられなかったが、後から調べるとやはり中国(香港・マカオ)だけが Dual SIM 仕様であると確認できた。
iPhone11 シリーズ全て対応
昨年は iPhone XS だけが Dual SIM に対応しなかった中国(香港・マカオ)モデルだが、今年は 3 機種全てDual SIM に対応した。
注意書きに「対応しているのは nano SIM であり micro SIM は非対応です」とある。
他国モデルのように eSIM の記述が一切ない点がポイントだ。
お勧めなのは香港・マカオ版
ところで同じ Dual SIM でありながら中国版と香港・マカオ版では少し値段と仕様が異なるので頭に入れておこう。
まず中国版はなぜか Facetime オーディオをアクティベートできない。
iOS 13 において改善されるかもわからないが一応覚えておこう。また中国では日本で言う消費税が発生するので、本体価格は香港版よりも高い。
消費税のない香港版をわざわざ中国から買いに来る人もいるくらいなので、買うなら香港版(もしくはマカオ版)と肝に銘じておこう。
中国(香港・マカオ)版と日本版との違い
ここまでが中国内陸部と香港・マカオ版との違いだ。あとは日本版との違いになるが、微妙に周波数が異なっている。
昨年は日本で展開される 3.5 GHz Band 42 に対応するのは日本モデルのみだったが、今年は中国(香港・マカオ)モデルも対応している。
いっぽう日本の 1500 MHz (Band 11, 21)さらに 700 MHz(Band 28) には非対応。
これらがなくとも特段困るわけではないが一応頭に入れておきたい。
あとはカメラのシャッター音が日本版では消せないのに対して、香港版(中国・マカオ含む)は消すことができる。
本当にそれくらいだ。Apple Pay (Suica, iD, QUICPay)も日本で使えるはず。
入手経路は!?
発売から暫くすると香港に拠点をおく通販サイト EXPANSYS が発売するだろう。
また国内で調達したい場合は中古 PC や白ロムの「イオシス」が毎年直輸入しているので案内を待とう。
繰り返すが中国版「Face Time オーディオが使えなくてもいいことを了承できる人」向けで、使いたい人は香港またはマカオ版を入手しよう。
筆者も SIM が 1 枚しか入らない iPhone はもう考えられず、これからも香港版を使っていこうと思っている。
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