私たちの身の回りにはポイントカードが溢れている。T カードや Ponta カードがいい例で一生懸命に貯める人もいるだろう。
あともう少しで 1 万ポイント貯まるとか、あと 300 ポイントあれば◯◯と交換できるなんていう場面もあるだろう。
もしかすると、本来は買い物でしか貯まらなかったポイントが簡単に増やせる時代がやってくるかもしれない。
d ポイントの交換が可能に
9 月26 日、NTT ドコモの d 払いに「ウォレット機能」が追加された。ユーザー間で残高送金できる機能が実装されて LINE Pay のような使い勝手に近づいた。
「送金機能」それ自体は大手キャッシュレス規格のトレンドとして PayPay などが続くと思われる。
それより注目したいのは「ポイント」交換機能だ。これが解禁されたことによりポイ活をしている人が捗りそうな気がして仕方ない。
例えば A さんが B さんに 500 円を貸したとしよう。たまたま財布を忘れた B さんは ATM からお金を引き出すことすらできない。
しかし d ポイントなら大量に持っていて使い道がなかったとする。逆に d ポイントを日頃から貯めていた A さんはチャンス。
「dポイントで返してくれればいいよ」と提案して B さんが応じれば、ほんらい何万円という買い物でしか得られない 500 ポイントをいとも簡単にゲットできるのだ。
なぜポイントが欲しいのか
「え、ポイントより現金で返済された方がいい」という人の方が多いかもしれない。
これが「ポイ活」の闇の深い部分であって、なかにはポイントをまた別のポイントに移行させて現金よりも大きな活路を見出す人がいるのだ。
例えば 500 dポイント ならば
→ 450 LINE ポイントに交換可能。
(目減りしてでも交換する価値があるか否かは人ぞれぞれ)
→さらに東京メトロポイントに移行させて 405 ポイント。
→そして最終的には ANAマイレージクラブ 364 マイルに交換する。
(ちょっと無理のある交換方法なので例えと思って頂ければ幸い・・・)
A さんは何も 500 円が欲しかったわけではなく、飛行機にのるべく貯めていたマイルをあと 300 マイル欲しかったのだ。
そして 300 マイルは何万円も買い物をするか、飛行機でどこかへ飛ばなければ入手できない程の価値がある。わらしべ長者みたいなものだ。
これでマイルが貯まった A さんはたった 500 円の成果で香港・韓国・台湾はたまた欧米などをタダで往復できることになる。
かなり下手な作り話ではあるが少量のポイントにはこうした夢が詰まっている。
最後に
こうしたポイント交換が活性化すれば、頼みごともお金ではなくポイントで請け負うなんて人が出てくるかもしれない。
それで副業が成り立つこともあるだろうし、副業が潤えば今よりも生活が安定する人もでてきてくるかもしれない。
それは今の日本経済というか社会を象徴しているものであって、日本経済が活性化することに繋がるかもしれない。
いまのところ騒がれていないが他のポイントも交換できるようになれば面白くなってくるはずだ。
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