今年は香港で iPhone11 と 11 Pro Max を購入し、いろいろと使い比べてみたのだが、どうも Max がシックリこない。
XS Max を 1 年使ってきた筆者には「新しさ」がほとんど感じられないのだ。
もちろん数年ぶりに iPhone を買い換える人には感動の連続であり、買い換える価値はあるだろう。
だが昨年に XS/XS Max を購入した人はアップデートせずもう一年使ったほうが良さそうだ。
実用レベルで感じる進化がとても薄い
アップルの CMが語るように iPhone11 シリーズの目玉は「広角カメラ」に違いない。アップルが実装することで世界が盛り上がっているけれども、
スマートフォン市場では 2 年くらい前から実装するメーカーが相次いでいて、取り立てて驚くべきことではない。
むしろ厳しいことを言えば「光学ズーム」に関して iPhone11 Pro/Max はいまだに 2 倍で止まっているではないか。
ファーウェイや OPPO が 10 倍光学ズーム、 50 ~ 60 倍のデジタルズームを披露したこの 2019 年において、大きく引き離されてたことが証明されたのも事実だ。
もちろん細かい部分で言えばカメラ以外の進化もおおく、フィル・シラー上級副社長のプレゼンからも伝わってきた。
しかし余程の粗探しをしない限り XS Max と 11 Pro Max の違いを見つけるのは難しいどころか、新作は本体に傷が付きやすいなどのデメリットも抱えている。
この状況に5 ~ 6 万出してアップデートするべきかと考えた結果、筆者はそうそうに手放すことにした。
2 年後の買取価格がとても怖い
今年は期待されていた双方向ワイヤレス充電、アップルペンシルにも対応せず、もちろん 5G も非対応である。
この状態で 2 年後に売却したら、半分の価値もでるだろうか。その頃には 5G が本格化していて光学 10 倍ズームは当たり前、ワイヤレス給電だって業界標準になっていたらどうだろう。
長らく続いた 4G 規格と 5G 規格の境目に出てきた異端児として値段の付けにくい存在になることも考えられなくはない。
(写真は iPhone X。未だに未使用品は 8 万円を超えており、今からでも違和感なくバリバリ使える。2021 年に iPhone 11 Pro/Max は同様の存在になれるだろうか。)
ならば尚更に XS Max をあと 1 年使ったほうが減価償却できるはずだ。
最後に
少し酷評になったが今年の iPhone 11 Pro/Pro Max は昨年の XS/XS Max を買ったユーザーには全くお勧めすることができない。
どうしても欲しい場合は初登場した 5.8 インチの iPhone 11 Pro 香港版(Dual SIM)を買ってみるとか、iPhone 11 を購入してみてはどうだろうか。
むしろ他記事でも触れているが 2019 年に進化した部分の大半は iPhone11 標準モデルで実感できてしまうはず。
74,800 円(税別)から買えるのに新機能がギッシリ詰まっていてコスパが高い。買いなのはむしろ標準モデルだと思っている。
左がiPhone11、右がiPhone XS Maxで撮影(;゜0゜) pic.twitter.com/o2MDkA9Vkw
— Skyblue (@skyblue_1985jp) September 28, 2019
(カメラに関しては昨年の XS Max よりも優れている)
祭りで我を忘れて買ってみたものの、11 Pro Max は「うーん」と言わざるを得ないモデルだった。あくまでも個人的な主観が入っているので「ふーん」くらいに読み流していただければと思う。
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