2014年に日本に上陸して以来、Huaweiとシェアを競うASUSのZenfoneシリーズ。この最新モデルであるZenfone4が今月発表され、筆者の手元にやってきた。
今日現在、日本での発売はまだ確定ではないが恐らくATOKやau向けソフトウェアがチューニングされた後、国内でもリリースされるだろう。取り急ぎレビューしたい。
①前作をブラッシュアップさせた高級感
Zenfone3と同様に筐体は金属加工されており、デュアルカメラは出っ張ることなくスッキリとしている。全体から漂う高級感、ASUSロゴが発する輝きがとても美しい。
(Zenfoneシリーズでは初となるデュアルカメラ。後述するが完成度は素晴らしい)
イヤホンジャックは健在。本体の受話部分とUSB Type-C横にスピーカーがあり、音楽のステレオ再生を可能にしている。
②新UIと筐体の調和が高級感を際立てる
筐体自体は昨年のZenfone3から刷新され美しくなったのだが、Zen UIと呼ばれるASUS独自のUIがデザインを台無しにしてると言っても過言ではなかった。
あくまでも私見だがプリインストールアプリが非常に多く、アイコンやドロワーのデザインがお世辞にもオシャレとは言いがたかったのだ。
ところが今回のZeonfone4では見事に克服。発表会でも強調されていたとおり、今まででは考えられない程にシンプルかつオシャレなUIに生まれ変わった。
Twitterなど一部ダウンロードしたアプリがあるが、本当にこれだけ。フォルダ内にまとまっているASUSアプリも4つ程度しかない。
数年前から丸いデザインだったドロワーも改善。スタイリッシュになっている。またメモリ解放においてはレーシングカーが走るなど非常に「ダサい」要素もシンプルで自然な表現に変わった。
②何気に嬉しいデュアルスピーカー
カメラは言うまでもなく注力されているのだが、音質にもこだわりが見える。一見するとモノラルスピーカーのように見えるのだが、通話の受話口から音が出ているではないか!Youtubeでステレオ音声テスト動画を検証した結果、ステレオスピーカーであることが発覚(というよりも公式に書いてあった)
(ミドルスペックでステレオスピーカーというのは非常にポイントが高い)
もちろんZenfone3と同様にハイレゾ音源にも対応しているので低価格ながら音質にこだわりたい方にも向く端末と言えよう。
③この値段でこのカメラは文句なし
パッケージから何から、「今回はカメラに力が入ってます」という自信が伝わってくる。至る所に"We Love Photo"と書かれているのだ。
・標準と広角撮影を一発で切り替えられる
標準撮影モード
広角モード
上の2枚の違いがわかるだろうか。下の広角の方がキーボード全体が映りワイドアングルになっている。これが一発で切り替えられるのは大きい。
2.プロ向けマニュアル撮影が本格的
全てをマニュアルで操作する"Pro"モードでは水平を保つための線がディスプレイ上に出現し、まるで高級なカメラをいじっているかのようだ。
そしてZenfone4で撮影した写真が次。
(取り急ぎこれ1枚だが、複数とって比較したい)
最後に
筆者が購入したのはRAM4GB、ストレージ64GBモデル。Selfieを除くシリーズでは一番下のモデルだ。しかしAntutuベンチマークを走らせた結果、6万後半の数字がでた。今年の製品で言えばBlackberry KEYoneとほぼ同等と言えよう。
デザイン、動作、カメラ、音質など非常にバランスよく構成されていて文句の付けようがない。敢えて言うならサポート体制をしっかりして欲しいという点だろう。あとは値段がいくらいになるか、そこが一番のポイントだと思われる。
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