大手 3 キャリアとサブブランドに続いて、MVNO もまた料金引下げの動きを見せている。
中でも興味深いのが BIGLOBE モバイルだ。同社は新料金プランを 2 月 19 日より提供開始。人気の音声 3 GB プラン 1,600 円(税抜)は 1,200 円に値下がりした。
MVNO の値下げは喜ばしいことであるが、同社の面白いのは既存ユーザーへの度重なる割引である。
後述するが今回も例外ではなく、なんと 4 月から 6 ヶ月間 1,200 円も割引を受けられることが明らかになった。
既存ユーザーに 1,200 円× 6 ヶ月の割引
同社は新プラン提供開始となった 2 月 19 日に既存ユーザー向けの優遇施策「新プランエントリー特典」を発表した。
2/19 〜 3/31 日までにエントリーすると 4 月を 1 ヶ月目として 6 ヶ月間に渡り現在の料金から1,200 円割引されるという。
対象となるのは現在 3 GB/ 6GB/ 12GB/ 20GB/ 30 GB プランの利用者で、1 GB プランのユーザーのみ 760 円割引となる。
(BIGLOBE モバイル公式サイトより抜粋)
これは朗報すぎる。例えば現在 1,600 円 の 3 GBプラン・ユーザーなら 4 月から 10 月まで 400 円で維持できる。新プランへ移行せず MNP を検討中している人はいったん留まる選択肢が出てきたのではないだろうか。
ちなみにこの情報、フォロワーのポン吉さん(@21ponpon)から寄せられたもので、契約したばかりの人は「半年間 400 円キャンペーン」と重複され 0 円で使える月が出てくるようだ。
https://t.co/AZy4PmhYl2
こちらの新プラン値引き特典ですが
現契約者は現プランと値引き重複なるみたいです
(旧プラン値引き部分継続)
私1月契約で7月まで月額400ですが
新プランエントリー4月移行後
私の場合
4-7月は400-(1200 旧値引き)で無料
値引残800は繰り越されるので
8-11月も無料みたい— ポン吉 (@21ponpon) February 23, 2021
超大手ならではの大胆施策
しかし BIGLOBE モバイルの長期ユーザー囲い込みは凄まじい。
同社はこれまで 3GB 1,600 円を掲げながら「最初の 6 ヶ月間 400 円」キャンペーンを武器にユーザーを獲得してきた。
2 回線目以降なら半年間 200 円で持てる事から1 人が端末とセット購入で 2 〜 3 回線契約することも珍しくない。
2 万円前後の SIMフリースマホとセット購入すると最新機種がタダ同然で入手できることもあって、同社の SIM は常に人気がたかい。
(ヨドバシアキバで販売中の Redmi 9T。2 回線契約なら 6 ヶ月間は 600 円、2 台で 200 円)
ただしこうした顧客獲得は 7 ヶ月目からの正規料金が割高に感じる副作用があり、キャンペーン終了後に MNP を申し出る人がでてくる。
しかしここが BIGLOBE モバイルの強いところで、あの手この手でユーザーを引き留めてきたのだ。
例えば「他社に乗り換えたい」と正直に申し出ると、 10 ヶ月間 1,200 円割引が追加適用されたり、ドコモ回から au 回線への切り替えで Gポイント 500 円分を同じく 6 ヶ月間くれるなど、様々な手法がとられてきた。
しかしこうした MNP 引き留めが総務省から問題視され 2021 年 4 月 1 日から禁止されることになっている。
ならばせめて最後の手段として 4 月から 6 ヶ月間の1,200 円割引を約束することが BIGLOBE モバイルが取りうる最後の手段と考えられないだろうか。
もちろんこれは筆者の推測の域をでないが、朗報であることにほかならない。既存ユーザーは注意事項をよく読んで忘れないうちにエントリーしよう。
リンク:BIGOBEモバイル
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