秋葉原を歩いていたら興味深い物を見つけてしまった。
分割購入の支払いが滞りネットワーク利用制限された楽天モバイル端末だ。
(画像左、中央に並ぶXperia Aceは保証がないジャンク品)
利用制限下ではSIMカードによる通信ができずWi-Fiしか利用できなくなる。
しかしSIMロック解除済みの場合、他社SIMであれば何ら問題なく動作するのだ。
楽天は大手3社で使い回せる
大手3キャリアでスマートフォンを分割購入した場合、契約から101日目までロック解除できない。
支払い実績を確認し持ち逃げリスクが低いと判断される1つの目安なのだろう。ただし楽天モバイルはSIMロックが施されておらず今回のXperia Aceは大手3社SIMで利用できる状態になっている。
これ、とくにiPhoneにおいて持ち逃げリスクにならないだろうか。
(iPhoneはもちろん楽天モバイルは全キャリアに対応するスマホが多い)
日本人なら請求先もハッキリしているが、コロナ後に留学生、技能実習生、移民が増えた場合、彼らが未払いのまま祖国に持ち帰ったり、そのまま海外に転売すればその回収コストは計り知れない。
もちろん利用制限における持ち逃げリスクはドコモ、au、ソフトバンクにも共通した問題で、何も楽天モバイルだけが抱える問題ではない。
ただし同社のiPhoneは大手3社より低価格、最初からSIMフリー、1GBまで0円という訴求力を持つ。持ち逃げされやすい条件が揃っていると言っても過言ではないのだ。
この問題を楽天はどう捉えているのか。そしてロックされたら他社SIMで使えるこの穴、果たしてこのままでいいのだろうか。
SIMロック原則禁止に新たな課題を垣間見た。
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