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【レビュー】Galaxy Z Fold3 5G 着弾│Sペン入力の感触、メリット・デメリットを解説

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8月27日に海外で発売されたGalaxy Z Fold3の韓国モデルが今朝、筆者宅に到着した。

(購入したのは韓国版、ROM512GB)

2019年の初代から数えて三代目。いよいよSペンに対応したその完成度はどんなものか。今回は第一印象として率直な使い勝手、評判、メリット、デメリットをレビューしたい。



「メイン機種」レベルの操作性

最初にお断りしておくと外観は以前にGalaxy Harajukuで撮影した写真を一部流用することにした。今回購入したモデルと同型、同色のためだ。

第一印象は「Galaxy S21 Ultraの質感」そのもの。指紋が目立ちにくく背面から側面までマットに仕上がっている。

シンプルすぎるように見えるがGalaxy Z Fold2 5Gと比べてカメラの出っ張りが解消され本体も約10g軽くなりスッキリした印象だ。

(ディスプレイ解像度は僅かに向上し明るくなった印象)

軽量化によって片手操作がとても楽で、SNS投稿やLINEの返信など文字入力のミスが大幅に減った。

これはとても重要なことで初代Galaxy Foldでは難しかった「閉じればスマートフォン」という概念を3作目にして仕上げた格好だ。

(左が初代Galaxy Fold、右がGalaxy Z Fold3)

また「これならメイン機種として1台運用できる」という人が増えてくれば、フォルダブル普及の第一歩がようやく訪れたという事にもなるだろう。

そして開いてみるとこんな感じ。

(開いた時の印象も前モデルと特に変わらず)

1枚のディスプレイを自分で曲げる感覚が強化されフォルダブル体験が向上した。しかも好きな位置で固定できるのは同モデルだけであり他社製品を大きくリードする結果となった。

さらに本体右上のインカメラに注目したい。パンチホールカメラは画面下に埋め込まれ完全ベゼルレスを実現。

(正直にいえば背景色によってうっすら見える)

完璧ではないものの動画やゲームなどコンテンツ再生中には目立たなくなる。

(左が Fold3、右がFold2)

まだ改善の余地はあるにせよ「カメラ周りが以前より良くなったね」くらいにはなっている。ちなみに背景が白だと目立つのでダークモードを使っている人には快適かもしれない。

というわけで外観に関してはほとんどがメリットに溢れており、デメリットは「アンダーディスプレイカメラ」が惜しいという点に終始する。



「Sペン」のメリット・デメリット

メリット

さて、いよいよSペンの話題に移りたい。別売りのSペンがあればGalaxy Noteシリーズと同様にメモや絵を描くのに役に立つ。

それもちょっとしたメモではなく授業や会議などに活用できる広さで快適だ。またディスプレイ中央のたわんだ部分は「適切に書けるのか」が心配されたがご覧の通り。

文字や絵を描くだけではなく学生から受け取ったファイルを添削して返送したり、電子ペーパーのドリルに書き込みながら勉強するなど教育関連分野での活用も大いに期待できる。

サムスンは今後いろんなGalaxyスマホにSペンを解放するとしているが、その使い心地のトップは間違いなくフォルダブルになるだろう。

 

デメリット

いっぽうでデメリットもある。従来のSペンが使えず新たに購入する必要があること。

(近づけると警告文が表示される)

また常備するには収納スペース付きケースが必要になること。今回はサムスン純正ケースを購入して装着してみたのだが、お世辞にも格好良いとは言い難い。

(米アマゾンではケースとセットで約8,800円)

ヒンジ部分のペンが出っ張ってデザイン性が損なわれている。またサブディスプレイは覆われてしまい通知や着信はカバーを開かないとチェックできない。これは少し不便だ。

こうした問題が解決できるサードパーティー製アクセサリーがあればぜひ試したい)

ただしペン収納スペースは傾斜になって、本体への負担が軽減されながらペン入力が超絶捗るようになるのも事実。

さらにZ Fold3を途中まで開いた時もコンテンツ視聴が簡単になり、デザイン性の代わりに実用性が高まったとも言える。

海外のレビューでも「Sペンが収納できる時が来れば買いだ」というコメントが散見される程で本当にその通り。

完全に収納できなくとも何らかの改善策を模索したい。

 

スマホ、タブレット、PCの3役なるか

少し長くなるので一旦この辺りで区切りをつけ、また気づいた事があれば随時アップしていきたい。

今後のテストで気になるのは「PCとして利用できるか」である。残念ながらDex機能は単体で装備していない。

ただしMicrosoftがリリースした Windows 365を利用すれば、もはやPCを持たずに外出するなんて事が可能になるかもわからない。

(側面には指紋認証センサーを搭載)

またアーティストの方であればノートに描いた作品をNFT(Non-Tangible-Token)化してデジタルアートとして出品するなど、ブロックチェーン技術の時代に迎合できるだろう。

スマホ、タブレット、さらにはPCの可能性も秘めたGalaxy Z Fold3は防水にも対応する。Snapdragon888による処理速度にも大きな期待がかかっており、久しぶりにワクワクしている。

(左がFold2、右がFold3グリーン)

なお日本からの輸入元として人気の「香港版」は現在EXPANSで予約受付中。最近は税込表示で分かりやすくなったので、スペックだけでもチェックしてみると良さそうだ。

【expansys】

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