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iPhone13 Pro が激安。ドコモ、残価設定型「いつでもカエドキプログラム」のメリット・デメリットを解説・・・

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NTTドコモは9月16日、残価設定型の「いつでもカエドキプログラム」を発表した。スマートフォンの端末代金を1~2年間に渡って分割で支払い、最終的には本体を返却するもの。

概要だけ聞くと「今までも返却する仕組みはあったよね」と思うが、従来の「スマホお返しプログラム」と比べて維持費がかなり安くなっている。

今回はiPhone13 Proを試算しながらメリット・デメリットを解説したい。



メリット

①超高額スマホが現実的価格

いつでもカエドキプログラムの大きなメリットは「高額スマホも現実的な価格で持てる」こと。

例えば本体価格165,528円のiPhone13 Pro 256GBを試算してみよう。

シュミレーションによれば2年使うと想定した時の端末代金は毎月3,696円。これを20GBの料金プランahamoで運用すると1ヶ月の維持費は6,666円に収まるのだ。

ahamoといえば毎回5分間の通話定額付き。16万を越える高額スマホが通信費込みでこの価格なら、かなり合理的と言えないだろうか。

 

②ドコモ回線でなくてもOK

もう1つのメリットはドコモ回線なしでも利用できること。3GBで足りる人なら990円のLINEMO「ミニプラン」を契約すれば本体代金と合わせて月額4,686円まで抑えられる。

nano+eSIM仕様だから楽天モバイルやpovo2.0を維持費0円で忍ばせておけば、必要な時にだけすぐ使えて実用性はより高まるだろう。

携帯電話料金が値下げされたおかげで、あまり使わない人ほどより安く持てる時代がやってきた。そして高額な端末も安く持てるならハイエンドスマホが再び売れ始めるかもしれない。

 

③毎年買い換える人もお得

さらに毎年買い替えたい人の需要にも見事に応えている。

同じiPhone13 Pro 256GBの場合、普通に考えれば2年目(13~23ヶ月目)の料金(3,696×12)を繰りあげ返済し、本体を返却すれば残価(80,520円)が免除される。

しかし凄いのはこの繰り上げ分に「早期特典割」という嬉しい仕掛けが用意されていること。

3,696円から900円が12ヶ月分割引され、本来の支払い価格より10,800円安くなる。

だから来年もiPhoneを買う前提で利用する場合、来年は本体返却と同時に33,552円(2,796×12)を支払えば精算される。本

単純に1年分繰り上げて払うのではなく、繰り上げ分にも割引が用意されたのは業界初ではないだろうか。



④残価がかなり高い

返却時の残価が高いのもじつはメリットだ。2年間で買い換える場合、残価は80,520円。

2023年に中古ショップで同じ価格で買い取ってくれる保証はない。というのも2年後に何が流行っているかなんて検討も付かないのだ。指紋認証が復活すれば13 Proは相対的価値が低い可能性だって考えられる。

それを購入時点で保証してくれるのだから、どのお店に売却すれば高くなるかすら考える必要がない。

返却後、ドコモが端末を再販するかは不明だが、筆者はこの残価設定型が新しいスマホの買い方になると考えている。

 

デメリット

①普通に買う人が大損する

それではここからはデメリットを見ていこう。

結論から書くと、いつでもカエドキプログラムの出現によって「通常の一括・分割購入」が超割高になった。

iPhone13シリーズはまさにいい例でプログラム利用では安いのに、手元に残す買い方ではアップルストア価格より最大4万円以上も高い。

もっとも高額なiPhone13 Pro Max 1TBはアップル価格で194,800円。だがドコモでは243,000円という信じられない価格設定になっている。

去年まで3キャリア最安だったドコモのiPhone価格が一転して最高値になったのは、明らかに「いつでもカエドキプログラム」導入による影響だろう。

改正電気通信事業法で違約金による2年縛りが難しくなったいま、法の穴をついて端末で顧客を縛りたいと考えている可能性もありそうだ。

 

②仕組みがわかりにくい

言うまでもないが、複数の購入パターンとシュミレーションがあるからシステムが分かりにくい。

総務省は「料金プランはシンプルに」と要請したはずだが、あくまでも「回線」に対して命じたもので「端末」に関しては自由。

だからその抜け道を利用して考えついたとも言えるだろう。これについては現状、詳しいショップスタッフに聞くほかない。



中古市場が変わってくる?

ご存知のようにキャリアの主力製品であるiPhoneはアップルのノルマがすさまじい。

数年前までは多額のキャッシュバックや端末割引で好調だった売上も、2万円を上限とする割引措置で売れ行きが鈍った経緯がある。

そうなれば、今後はソフトバンクも参戦して残価設定型販売はトレンドになるかもしれない。そうなればiPhoneを中古で売却する人が少なくなり、中古ショップの相場も割高になってくる可能性は否めないだろう。

さらに返却されたiPhoneは大手キャリアがサブブランドやMVNOを通して再販することになれば、白ロム市場は今よりも厳しい状況に置かれるかもわからない。

予想の範疇で恐縮だが、ドコモの「いつでもカエドキプログラム」はそんな事を思わせるほど筆者には強烈な発表だった。

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