記録的な円安で輸入品がとんでもなく高騰している。対米ドルだけでなく筆者がいま滞在しているタイ・バーツに対しても大きく下落。
今回は海外旅行で実感した円安のやばい実態をアップルストアからお届けしたい。
iPhoneが短期間で13,000円も割高に
タイの首都バンコク、サイアム駅近くには米国本社を彷彿させるような円形のアップルストアが佇んでいる。
この円形デザインを引き立てるようにテーブルや商品が配置されていて、もはや店舗そのものが芸術品であるようだ。
そんななか「記念になにか買って行こうか」とiPhone13 Pro Maxに目をやると・・・
42,900バーツ(約)5月13日時点のレート換算で163,000円~となっている。日本では148,000円だから単純に15,000円も違っている。
世界各国の価格バランスを調整するアップルが今回は値付けミスをした?いや、そんなことはない。この数ヶ月間に15,000円分も円安が進行してしまったのだ。
ちなみにタイ版の1TBは約234,000円、対して日本版は194,800円。
もはや日本人がタイでお土産を買うのではなく、タイ人が日本でお土産を買う状態だろう。水際対策が緩和したら日本のアップル製品を買いに世界中から観光客が殺到するのではないだろうか。
スマートフォン以外も色々高い
タイは物価が安い国で知られており、確かに食事や雑貨が総じて安い気がしている。
けれども世界中に出店するチェーン店、例えばスターバックスではTallサイズのフラペチーノが約740円もした。
日本で同等の商品(ダークモカチップフラペチーノ)をTallサイズで頼むと555円。これもまた円安のせいで200円ちかく割高になってしまった。
両国共通のアイスコーヒー(Tallサイズ)もタイの方が15円程たかく、日本人の資産が目減りしている現実を思い知らされる。
というわけで円安はニュースで見ている以上に深刻なことが今回の海外でわかってきた。日本国内アップル製品はいつ値上げされても不思議ではない。
欲しいアップル製品がある人は在庫がある時に購入した方が良さそうだ。
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