新型コロナウイルスが終息しないなか、世界が海外渡航再開にむけて動き始めている。
筆者は5月12日からタイ・バンコクに来ているのだが、タイ語がわかるはずもなく初日は途方にくれていた。しかしそんな状況で心強かったのがドコモの格安プラン・ahamo(アハモ)である。
(現地に到着するとドコモからSMSを受信した)
普通なら超高額になるデータローミングが20GBまで無料で使えるのはご存知だろうか。
今回は実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをご紹介したい。
メリット1:面倒な「手続き」が一切ない
まずはメリットから見ていこう。とにかく嬉しいのが渡航前の「申込み」や「追加料金」が一切ないこと。
目的地に到着してすべきことは、ただデータローミングを「オン」にするだけ。
ドコモからSMSを受信したら4G/5Gデータがオンになる。
あとは日本国内と同じようにデータ通信すればOK。20GBもあればホテルの無料Wi-Fiが遅くても大丈夫。遠慮なく存分に使えばいい。
(通信速度は現地キャリアに左右される)
SIMカードの抜き差しはおろか、現地でのSIMカード調達が要らないから使い勝手は快適そのもの。これに慣れたらWi-Fiルーターを借りて返却するのが無駄に見えるかもしれない。
メリット2:現地の情報に支配されない
もう一つの大きなメリットは「閲覧するサイトが現地情報に支配されない」こと。
例えばタイのWi-Fiで「Airpods」と検索すると現地の通販サイトや通貨が表示される。
Youtubeトップのニュース動画や広告、Twitterトレンドもすべて現地の言葉。数日だけの短期滞在ならまだしも、長期滞在で日本のことを知りたい人には不便なのだ。
また海外のアクセスをシャットダウンするサイトは閲覧することができない。筆者は日曜日のONE PIECEを楽しみにしているのだがタイのWi-Fiでは観られないのだ。
(バンコクのお店が開くまでONE PIECEを楽しめた)
そうした問題もahamo(アハモ)ならクリアできるし、テザリングを使ってPCに受信させれば大画面で日本のコンテンツを楽しめる。
本来ならVPNと呼ばれるシステムを使うのだが、そうした面倒なことが本当に必要ないのが便利だ。
デメリット:出発前の使いすぎに注意
とくに致命的なデメリットはないのだが、渡航前のデータ消費量には注意したい。というのも「20GBまで無料」というのは国内・海外あわせての話なのだ。
したがって例えば渡航前に18GB使った場合、海外で使えるのは2GBのみ。月はじめの旅行は問題なさそうだが月末は注意したい。
逆に海外で使いすぎると今度は帰国後に20GBに達してしまい低速になる。iPhoneもAndroidもデータ通信量はシステムで把握できるので渡航前後はデータ量に意識しよう。
それにしても海外ローミングと毎回5分間の無料通話付きで(日本国内のみ)月額2,970円はとても安い。海外にいく人ならahamo(アハモ)は真価を遂げるはず。
こうしたローミングサービスはKDDI povo2.0、ソフトバンク LINEMOにはないので、これから渡航予定の人とりわけドコモユーザーは移行をお勧めしたい。
リンク:ahamo
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