ソフトバンクは9月16日、据え置き型ルーター Softbank Airの新型「Airターミナル5」を発表した。
シリーズで初めて5Gに対応し、ドコモやKDDIのhome 5Gに対抗するものと見ていいだろう。
だが色々調べると「ソフトバンク縛り」にはまる罠が潜んでいた。
本体代金が高く、他社に移りにくい
結論から書くとAirターミナル5Gの注意点は本体代金が高額で、途中で他社に移行しにくいことだ。
次の料金表をご覧頂きたい。通信料金自体は月額5,368円でわかりやすい。
(通信料金はデータ無制限で月額5,368円でシンプル)
問題は端末代金だ。一括価格は71,280円なのだが、多くの資料には1,980円が36回と曖昧な表現になっている。
そして「この1,980円は月月割で相殺されるから実質0円でお得ですよ」というアプローチなのだが、3年間ピッタリ使わない人はソフトバンク縛りに苦しむことになる。
回線ではなく端末で縛る
例えば1年利用して他社に移行したくなったAさんがいたとしよう。2年縛りはないから違約金こそ発生しない。
しかし代わりに24ヶ月分の残債がまるで違約金のように請求されるのだ。
その額なんと47,520円(1,980×24)円。仕方ないのであと1年使ったとしても、3年目を使わずに解約すると12ヶ月分の残債23,760円が請求されることとなる。
残債を払って解約しても我慢して3年使い続けてもソフトバンクが大きく儲ける仕組みになっているわけだ。
ドコモhome 5Gを買った方がマシかも
3年間つかう勇気がない人はもはやキャンペーンを活用してドコモのhome 5G HR01を購入した方がキャリアは違えど幸せになれるかもしれない。
別記事で書いたとおり、量販店によっては端末代金一括0円が開催されている。
(割引なしで購入しても39,600円以上の残債は発生しない)
一括0円ならいつ解約して他社サービスに移っても問題ないし、毎月の料金も3,850円とSoftBank Airを使うよりだいぶ安い。
すこし話は複雑になったが「本体価格を釣り上げて残債の返済を難しくする」ことがソフトバンクの新たな顧客縛りになると筆者は考えている。
そして「Airターミナル5」を検討している人は、本当に3年間使う自信があるかよく考えてから契約してみよう。
関連記事:「SoftBank Air」に5G対応新モデル。ソフトバンク「Airターミナル5」を2021年10月に導入か。
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