ドコモ、au、ソフトバンクで発売中のソニー「Xperia 1 Ⅲ」に公開市場版が登場した。
(画像はau版。右はLeitz Phone 1。販路は家電量販店やソニーストア)
発売日は11月19日で価格は159,500円。auやソフトバンクより数万円安い。
キャリア | 価格(税込) |
ドコモ | 154,440円 |
au | 178,000円 |
ソフトバンク | 188,640円 |
ドコモより若干割高にみえるが、どこで購入しても1万円のキャッシュバック付き。つまりキャンペーンに乗ずれば実質149,500円なのだ。
メリットは主に3つ。もはやキャリアで購入する意味がない位に違っている。
メリット1:Dual SIMとROM
キャリア版はシングルSIMであるのに対し、公開市場版はDual SIM(nanoSIM×2)仕様。メイン回線とサブ回線の使い分けができる。
(フロストブラック、グレー、パープルの他に新色グリーンが追加)
先日に起きたドコモの大規模障害で困った人も多いだろう。予備の回線を楽天モバイルUN-LIMIT VIなどで備えておけば患いなしだ。
また内部ストレージ(ROM)がキャリア版256GBに対して512GBの倍にアップデートされた。この2つの違いだけでも十分に購入するメリットになるだろう。
メリット2:対応周波数
ネットワーク関連では「全キャリア周波数対応」も挙げられる。ドコモ、au、ソフトバンク版は高額にも関わらず他社プラチナバンドに対応しない。
(サイバーショットカメラを触っているようなUI)
公開市場版は1台で3キャリア+楽天モバイルにも対応。例えば1年後にドコモからauに乗り換えたくなった場合、移行先のネットワークもバッチリ網羅する。
しかも公開市場版としては珍しくドコモのマイナー周波数 4G B21/5G NR 79にまで対応。
ここまで網羅されたSIMフリー端末は皆無に等しくドコモ回線ユーザーには朗報である。
メリット3:キャリア仕様がない
そして何よりキャリアのロゴやアプリが一切ないこともメリットだろう。特にNTTドコモは自社独自の絵文字を強制させる仕組みになっており、SNSで好きな絵文字が利用できない。
(Xperia 1 Ⅲで撮影。AIによる盛りすぎない自然な色合いが評判)
ソフトバンクはOSアップデートが1回しか来ない等、各キャリアの制限を完璧に撤廃しているのが公開市場版だ。
デメリット:「ミリ波」
さて1つだけデメリットを挙げておくと、キャリア版では対応する5G「ミリ波」には非対応である。
推測になるが搭載すると端末価格が高騰すること、さらにキャリア版との差別化が何一つなくなるため考慮された可能性がありそうだ。
安く購入するには!?
さて良心的な価格設定とはいえ「もう少し安く欲しい」という声もあるだろう。
まずは上述の「1万円キャッシュバック」を覚えておいて頂きたい。その上でソニーストアで提携クレジットカードを利用すれば3%割引が受けられる。
またヨドバシカメラ等の家電量販店ではワイモバイル回線の契約で20,000円割引されるキャンペーンがほぼ通年行われている。
(画像は2021年3月のもの。UQモバイルは時期により異なる)
回線とセット割引(2万円)+1万円キャッシュバック(応募期間有り)を使えば心理的にかなり安くなる。
もう一つは楽天市場で購入すること。SPUプログラムが強い人に限定されるが、中には10倍還元される人も出てくるだろう。楽天での販売予定は現時点不明だが一応チェックしておこう。
旬の時期は過ぎてしまったが、Xperia1 Ⅲの完成度は本当に凄まじい。とくにAI加工による盛りすぎた画像が苦手な人、ソニーのカメラによる自然な映りを好む人にはぜひお勧めしたい。
リンク:ソニーストア
関連記事:Xperia 1 Ⅲ レビュー丨発熱やバッテリー持ちは!?メリット・デメリットを解説
Twitterをフォローする!@skyblue_1985jp