独自のチップセットを搭載したグーグル社の最新スマートフォンPixel 6 が筆者宅に届いた。
Pixel6届いたよぉ(*´ω`*)
発熱と指紋認証の真相に迫っていこうず😊 pic.twitter.com/ePedNffqRZ— Skyblue (@skyblue_1985jp) October 27, 2021
緩衝材には「オリジナルチップス」という洒落たお菓子が同梱されている。
迷って2つ購入したものの最終的にはブラックを選択。今回は2日間のレビューを兼ねたメリット・デメリット、さらに「発熱」に関する口コミや評判の真相をお送りしたい。
メリット
1:フラット画面のハイエンド
Pixel 6の大きな特徴は高スペック・フラット画面だろう。というのも世界トップのAndroidメーカーはここ数年、高スペック端末にエッヂディスプレイを採用してきた。
ただしエッヂは誤タップやフィルムの剥がれを招きやすく、それゆえ嫌う人がいるのもまた事実。しかしハイスペックを求めるならエッヂに慣れる必要があったわけだ。
そうした中で出てきたのがPixel 6。スマホの性能を示すAnrtutuベンチマークは2021年の他社ハイエンドに劣らない70万を記録。
そんな超高性能がフラット画面で登場したから待ちわびていた人はこれだけで検討する価値がある。
特にエッヂでは誤タップが起こりやすいリズムゲームでの効果は気になるところで今後検証していきたい。
2:価格が魅力的すぎる
さらに衝撃なのは設定価格だ。Google Store直販価格では74,800円に設定されている。この価格では大手3キャリアのハイエンドはとても購入できない。
(スマホの性能を示すAntutuベンチマークは70万越え)
スペックはTensorチップ、ROM128GB、RAM8GB搭載のハイエンドで6.5inch有機ELディスプレイ(Full HD+)を採用する。
(iPhone13 Proと比べて一回り大きいのに軽い)
Felica(おサイフケータイ)、Dual SIM(nano+eSIM)、防水・防塵、ワイヤレス充電、画面内指紋認証、Wi-Fi6、画面リフレッシュレート90Hz、Android12等に対応。
(再びiPhone13 Proと比較。表示領域も十分に広い)
おまけに写真に映りこんだ人を消去できる「消しゴムマジック」機能やボイスレコーダーにおける高い精度の文字起こしなどソフトウェア面での実用性だって相当に高い。
Pixel6で撮影したら店員さんもお客さんもポスターのモデルさんも消えてもうた((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル pic.twitter.com/Rr8EPmuBvL
— Skyblue (@skyblue_1985jp) October 28, 2021
操作性もスムーズで初期段階としてはよくチューニングされている。それでいて3回のOSアップデートと5年間のセキュリティという大きなポテンシャルをもって74,800円は安すぎると言っても過言ではないだろう。
3:刷新されたデザイン
もう1つ気に入った点(メリット)は独自性の強いデザインだ。
これだけ世の中にスマートフォンが溢れると似通ったデザインが出てくるもの。
軽量を追求しすぎてチープ感に溢れる端末もあれば、美しさを追求しすぎて重すぎるスマホだってある。
AQUOS Zero6発売。ちょっとチープ感が💦💦 pic.twitter.com/O73kDMj1IW
— Skyblue (@skyblue_1985jp) October 8, 2021
Pixel6はカメラ回りと筐体の色をうまく使い分けることで新鮮さを確立。重心バランスも考慮されて極端に重いこともない。
(画像は6 Pro。カメラ部分はかなり独特なデザインだ)
それでいて筐体素材は高級感に溢れており異彩を放っている。最近のスマホに飽きていた人もぜひ注目してもらいたい。
デメリット
指紋認証に大きな課題
さて、ここからはダメなところ「画面内指紋認証」について触れたい。
とにかく完成度が高くない。その上で保護フィルムを貼るとほぼ認証しなくなるケースもあるようだ。
OVER'sのGoogle Pixel 6用TPUフィルム「ZERO FILM」でも指紋認証が使えず😂
指紋認証対応と記載はあるが、以下の事を試しても50回連続で指紋認証失敗🤣
タップの感度の向上をON
同じ指を5つ登録
違う指や湿らして試す
フィルムの汚れを拭く
最新のUD適用済み
再起動を行うhttps://t.co/FcZQe8IMxR pic.twitter.com/cJIqen3KEi— スマホマホ (@sumahomaho) October 28, 2021
(フォロワーの@sumahomahoさんより引用)
ガラスフィルムを貼った筆者は何とか利用できるが動作は次の通り。
当方、ガラスフィルム貼付け後はこんなかんじです🤔#pixel6 pic.twitter.com/jvDsdmkq4T
— Skyblue (@skyblue_1985jp) October 28, 2021
格好が悪いほどに遅いのだ。
マスクが欠かせないコロナ禍なので、ここは物理ボタンでこそiPhoneと差別化できたと思われるが、アップデートでどこまで改善できるかに注目されたい。
また欲を言えば貼っても大丈夫なフィルムをグーグルストアで扱うとか指定するなどしてもらいたい。でなければせっかく買ったフィルムが無駄になることもありそうだ。
発熱はきっと大丈夫
最後に発熱問題に触れて終わろう。結論から言うとAntutuベンチマークのような作業を繰り返し行わない限り34度以上にはなりにくい。
具体的には長時間の動画撮影やゲームプレイをすれば「少し温かい」と感じるくらいで、熱すぎて持てないという事は今のところ起きていない。
また充電しながら作業すると少し熱くなるのは確認した。口コミや評判で酷評だった発熱は恐らくはデモ機の仕様、扱い方、展示方法に何かしら原因があったのではないかと考えられる。
というわけで第一印象はハイエンドなのにフラット画面、独特なデザイン性、価格設定が魅力的というメリット、指紋認証におけるデメリットを取り上げた。
次回はPixel 6 Proとの比較や写真の作例に関してもアップしていく予定だ。
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