昨年度から続いていたiPhoneの投げ売りがいよいよ終了を迎えるようだ。
4月2日、ヨドバシアキバでは一括1~10円で購入できる商品が2万円台のAndroidに限定されており、目立った案件が見当たらない。
iPhone SE 第2世代は一括9,724円に値上がるなど先週までの祭りが嘘のようである。
また木曜日に発見したau iPhone12「一括9,800円」は見当たらない。
au iPhone12 64GB MNP一括9,800円、4月4日まで「投げ売り」継続へ【ヨドバシカメラ】 https://t.co/1DETnOiqQ2 @skyblue_1985jpより
— Skyblue (@skyblue_1985jp) March 30, 2022
そして1つ注意すべき物を発見した。「一括1円」だった商品が「実質1円」という似て非異なるキャンペーンに変わっているのだ。
今回は「一括1円」と「実質1円」を改めて整理したい。
「一括1円」はほぼタダで「もらえる」
「一括1円」はお会計で1円払えば自分の所有物になるというもの。
(画像は昨年度の楽天モバイル案件)
多くの人は自分で使うであろう。しかし所有物である以上、第三者に譲ったり使い終わった後に売却するなど自由な使い道が特長。
またキャンペーン価格は店舗で異なることが多く、A店で1円だったのにB店では9,800円、C店では19,800円など極端に違うこともある。
「実質1円」は「実質レンタル」
いっぽうで現在の「実質1円」はもっぱらレンタル制度になっていて、昔ソフトバンクが得意とした分割商法とすこし異なっている点に注意したい。
平成時代の「実質0円」は端末代金を24分割するのだが、キャリアがそれを全額負担してくれた。とくにソフトバンクでiPhone3GSやiPhone4を購入した人は利用した経験があるだろう。
2年かけて完済すれば自分の所有物となるから家に保管したり中古品として売却することも可能だった。
いっぽう2021年に登場した「実質1円」はほぼレンタルで、2年間使ったらキャリアに返却するのが一般的。
(昨年11月には実質1円になったiPhone12 mini)
「実質1円」なら2年間に1円、「実質24円」なら毎月1円しか請求されず、手元に残らないことを割り切れる人には超お得。
ただし手元に場合はキャリアに支払う額が数万円規模になり「一括1円」とは比べ物にならない程に高くなるのも覚えておきたい。
「一括1円」と「実質1円」を区別せよ
というわけで、今後は「実質1円」を中心に高額端末の値引きキャンペーンは続いていくものと思われる。
ただし「一括1円」も完全に無くなるわけではない。22,000円に設定されたキャリア端末は回線とセットなら法律の範囲内で堂々と一括1円を謳うことができるのだ。
キャリアはとにかく「1円」という販売手法にこだわっていて、「実質1円」と「一括1円」を臨機応変に使い分けてくるだろう。
左が今月、右が先月😂 pic.twitter.com/YeIVi1wTQF
— Skyblue (@skyblue_1985jp) April 2, 2022
(左が実質1円、右が一括10円)
上述した通り両社は明確に区別されるもので、私たち消費者もうまく見抜いていきたい。
「iPhone12」の白ロムを探す:楽天市場
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