アップル開発者会議WWDCにて、最新のiPad OS 16が発表された。
中でも注目すべき機能が「ステージマネージャ」で、複数のアプリを同時に管理しながらウィンドウの大きさを編集できるようになった。
今までは2つのアプリを左右に分割するしか方法がなかった。それを可視化して1タップでシームレスに切替できるのは素晴らしい。
ところが、そう簡単に喜んでいい機能ではなかったのだ。
新機能は「M1」搭載モデル限定
なんとこの「ステージマネージャ」は、Macシリーズでお馴染みの「M1」チップ搭載モデルに限定されている。
つまりiPad Pro 2018~2020、iPad Air 第4世代では「ステージマネージャ」機能が利用できず、買い替えを余儀なくされてしまう。
またM1モデルが存在しない、iPad 第10世代、iPad mini 第6世代も当然ながら非対応。これは困ったという人が続出しないだろうか。
というのもアップルは近年Bluetoohマウスを解禁したり、ライブ変換によるキーボード変換能力の抜本的改善を図るなどiPadのPC化を急速にすすめてきた経緯がある。
筆者もこうした機能の恩恵にあずかろうと、じつは第4世代 iPad Airを購入してPC環境を整え始めたばかりなのだ。
仕方なく買い替えるにせよ、M1搭載モデルは最上位機種で10万円を越える物も多く、円安が進む中でさらなる値上げも考えられる。
(M1 iPad Airは74,800円~)
いちど購入したら5~6年のアップデートを期待できるiPadだが、チップセットの世代交代による影響が直撃してしまった。
さてどうしよう。PCとして使っている人、導入を検討している人は悩ましい1年になるかもしれない。
リンク:iPad Air 第5世代
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