今年も残すところ後わずか。スマホ市場は円安の影響が直撃した1年であった。iPhoneは値段が数万円も跳ね上がり最安モデルが10万円を越えた。
もはや気軽に買える物ではなく「どうしたら少しでも安く買えるのか」が問われ始めている。そこで今回は初心者の人がぜひ知って頂きたい買い方のコツを買いていく。
アップル価格とキャリア価格の存在
ご存知の通り、iPhoneはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル全ての事業者が取り扱っている。本体価格はキャリア毎に異なっておりiPhone14で比較すると次の通り。
128GB | 256GB | 512GB | |
NTTドコモ | 13万8,930円 | 16万1480円 | 20万1740円 |
au | 14万640円 | 16万1770円 | 20万1925円 |
ソフトバンク | 14万400円 | 16万1280円 | 20万1600円 |
楽天モバイル | 13万1,800円 | 14万8800円 | 18万1800円 |
Apple | 11万9,800円 | 13万4,800円 | 16万4800円 |
衝撃なのは同じiPhone14なのにアップル正規価格と携帯キャリアでは数万円も違うこと。
上位機種になると価格差は拡大し、iPhone14 Pro Maxに至っては3万5,000円以上の開きがある。これを見てまず言えるのは「二度とキャリアショップで買わないこと」である。
さらにショップでは事務手数料2,200円が発生したり、不要なオプションへの勧誘があったりする。注意事項を延々と1時間も聞かされて疲れている暇はない。
アップルストアやAmazonで注文するだけ
ここまで読んでいただくと「知ってるよ、アップルストアで買うんでしょ?残念、近くにありません」という人が出てくるのだが、必ずしも店舗にいく必要はない。
スマホやPCでアップルオンラインストアやAmazonにアクセスして予約購入すればいい。在庫があれば1~2日で届くし、品切れでも予定より早く到着する場合がある。
またヨドバシカメラ、ビックカメラ等の家電量販店の「SIMフリー売り場」でもアップル価格で販売中だ。
(アップル価格より更に安くなることも)
在庫があればこうしたお店で買うのもよい。近くに店舗がない人はヨドバシ・ドット・コムなど通販サイトも見てみよう。
届いたら新しいiPhoneにSIMカードを入れ直し、指示に従ってデータを自動転送するだけ。これ一発でLINEのトーク履歴を含めた全てがデータが自動的に移行される。
アップルの独自保証「Apple Care+」は設定画面から加入でき分割払いも可能。
(購入後30日間、設定画面に案内が表示される)
昔はキャリア独自の充実した保証があったし、iPhoneをヨドバシやAmazonで気軽に購入できない時代だった。
しかしいまキャリア以外ならどこで買っても安い。手数料を払って機種変更する時代は終わり、自分でSIMカードを入れ替える時代がやってきたのだ。
アップル価格+回線割引=最強
このようにキャリアショップ以外で購入することがiPhoneを安くする大原則。ここでは応用としてiPhone購入と同時に回線割引させる方法も併記したい。
家電量販店に欲しいiPhoneの在庫がある場合、UQモバイル、ワイモバイル、MVNO回線とセット購入するとよい。MNPを条件に15,000~22,000円割引してくれる。
デメリットは「在庫がないと契約できない」こと。しかしこれが初心者にも取り組みやすい最安の買い方と言えるだろう。
また最近ではキャッシュバックに注力する格安プランが増えており、お店に行かず自宅で申し込める回線も増えてきた。
今月の案件キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
LINEMO、回線契約で15,000円分のPayPayポイント還元【データ容量2倍に】 https://t.co/YyPVyKQv9b @skyblue_1985jpより
— Skyblue (@skyblue_1985jp) December 22, 2022
ソフトバンクの「LINEMO」は2023年1月10日まで15,000円分のPayPayポイントが付与される。このキャッシュバックで本体の実質価格を下げるのもありだ。
ケータイは「毎年」乗り換えろ
そして12~13ヶ月が経過した頃、次にやるべきは再び回線を乗り換えることだ。というのも多くの事業者では最初の1年目だけ安かったり、2倍のデータが使えたりする。
2年目になるとそうした特典が有料になったり、単純に値上がる仕組みになっている。ここで別の事業者に乗り換えれば1年目料金とキャッシュバックがまた受けられるわけだ。
(MVNOだと最初の6ヶ月間だけ安くなることも)
こうかくと「そんなのずるい。キャリアは長期利用者を優遇しろ」という人が出てくるのだが、その長期ユーザーの優遇は改正電気通信事業法で禁止されてしまったのだ。
だったら利用者が賢くなって、定期的に乗り換えた方が端末も料金プランも安くなる。
2007年に誕生したiPhoneはアメリカの経済成長に比例するように高くなっていく。日本のインフレが定着しない限り、まだまだ割高になっていくだろう。
そうした状況では、余程の事情がない限り大手キャリア価格で購入するべきではない。本当にキャリアショップを使うべきはMNP一括1円になった時だけだ。
安く買う準備はできただろうか?
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