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東京に桜が咲きはじめ、都内は多くの人で賑わっている。
新生活応援セールが開催されるこの時期は、1年でもっとも家電量販店が忙しい。しかし携帯電話売り場のセール状況は厳しい状態で、昨年のような投げ売りは見られない。
(固定回線契約でApple Watchが一括1円なんてケースも)
それもそのはず。公正取引委員会はiPhone等の人気スマートフォンの投げ売りに対して「独占禁止法に抵触する恐れがある」として自粛を求めているのだ。
しかし大手キャリアにとって「一括1円」は契約獲得の武器であり、何度規制されても形を変えて復活させてきた。
これから本当に無くなってしまうのだろうか。今回は筆者の視点から考察していきたい。
「中古品」を出してくる可能性
結論から言うとゼロになることは無さそうだ。まず考えられるのが中古品を使った1円販売の導入である。
キャリアの独自基準を満たした認定中古品は、すでにオンライン販売で導入されており、最新機種にこだわらなければ相変わらず格安購入できる。
例えば現在UQモバイルで開催中のキャンペーンではiPhone SE 第2世代 64GBが一括4,800円。
(実店舗では一括1円販売されている)
中古品はキャリアが柔軟に価格設定できるため、基本的に総務省は口をはさむことができない。
最終的な販売価格が1万円以下になれば、店舗独自施策として一括1円にするのも容易である。
割引規制により回線契約が伸び悩むのであれば、新年度はショップに中古品が並ぶ可能性は今まで以上に高まってくるはずだ。
ゲーム機やApple Watchが一括1円に?
ここからは未知数であるが、家電量販店では試験的にApple WatchやPS5といったゲーム機を1円販売しているようだ。
これは筆者がヨドバシアキバで目的した画像で、Apple Watch SE 第2世代が一括1円になっていた。
これは光回線を契約した場合のようだが、携帯電話がダメなら他の電気製品で規制を回避しようという魂胆がみえみえ。
コレ以外にも各キャリアの幹部が真剣に頭を悩ませて新しい作戦を考案しているはず。
度重なる国の指導や法改正を受けても、キャリアは根本的に販売体制を改める気がないようだ。
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