以前、夜景が綺麗というのはわかったけど、他はどうなの?という趣旨の記事を書いた。その中で、auは利用不可と述べているのだが、「P20 ProでUQ VoLTEが使えている」というコメントを頂きびっくり。
そんなまさかと思い、改めて検証したところ一部使えたので記録程度に書いておきたい。尚、現時点で技適が確認できなかったりシングルSIM版、デュアルSIM版など複数の型番が存在するので動作一切保証はできない。
①UQ VoLTE SIMで通信を確認
どうやら筆者のSIMが壊れていたようで、別のau VoLTE SIM、およびUQ mobile SIMを挿入すると一発でKDDIという表記が出た。どちらもVoLTE通話はできず、データ通信のみ確認。なおUQに関してはAPNはプリセットされており、SIMを入れるだけで通信できた。
驚いたことに、他社のAPNもプリセットされている。これは日本発売に向けた準備段階の現れなのか、それとも単なる偶然なのだろうか。4G+表記からLTEを複数同時受信するCA(キャリア・アグリゲーション)を確認できる。
②DSDV対応で4G同時待受が可能に
さて、au VoLTEは4Gしか掴まない。従来のDSDSでは、一方のSIMが4Gになるとauは圏外にならざるを得なかった。しかしP20 Proではau SIM2枚挿しで4G+4Gの状態が維持されたり、Y!mobileを4G通信させながらau VoLTEの4G待機を確認。
(4G通信+VoLTEの状態でUQ VoLTEも4G待機している状態)
現時点ではデータ通信しか対応していないのだが、仮に音声通話対応になれば非常に便利なことになる。ちなみに、旧LTE SIM(黒いau SIM)は認識するものの全く動作せずという結果に。
最後に
auおよびUQ mobileは使いたい端末で利用できない事が多い。それが最大の弱点なのだが、P20 Proが日本でも発売されるとしたら、この辺りはクリアされるだろうか。Huaweiとしても、au VoLTEへの対応は目下の課題として捉えているはず。
米国による措置が心配な最中、どうやら台湾では無事にリリースされたようだ。この調子で日本にも到来してほしい。そしてUQ VoLTEがデータだけでも使えるのなら302円維持のSIMが活きてくるではないか。これは面白いことになってきた!