格安SIMという言葉がずいぶんと浸透したように思う。ケータイwatchによれば、MVNO利用者は10.1%。Y!mobile(3.8%)も含めると13.9%に昇る。いよいよ10人に1人以上が格安SIMを使い始めたわけだ。
ただし見方を変えれば「まだ10人中9人はキャリアに大金を払っている」ということになる。生活に余裕がある人はいいかもしれない。だが右肩上がりに給料が上がる時代はとっくに終わっている。だからこそ固定費は抑えたい、今日はそんな話をしたい。
①年功序列の時代は終わった・・・
高度経済成長時代は「給料は毎年上がる。就職した会社では40年お世話になるのだから、死ぬ気で頑張れ」という風潮があった。いわゆる年功序列制度が維持されていた頃は、毎月1万円くらいをケータイに費やしてもよかったかもしれない。
翻って今は、会社がいつなくなるかわからない時代。どんな大手企業であれ、一瞬にして経営難に陥るのは大手家電メーカーを見ればわかる。三洋電機はブランドごと消滅したし、スマートフォンが順調なSHARPは鴻海傘下にある。SONYに至っては誰もが憧れたVAIOを手放す必要があった。そんな時代だからこそ、社員の給料(固定費)は中々あがりにくい。
②維持費が高いものは所有しない
そんなわけで、給料は昔ほど上がらない。その中でお金を貯めたいとなれば、生活水準を落とせばいいのだ。筆者の場合、「車」を持たない事でお金を貯めている。幸いなことに、生活圏内に電車やバスが発達しているからという理由もあるが、車の維持費は半端ではない。
駐車場、ガソリン、自動車税、保険など莫大な料金が発生する。都内の駐車場が仮に3万円だったとして、それだけで年間36万円だ。個人的な考え方だが、困った時にタクシーを呼べばいいと思う。それでも年間5万円分も乗らないはず。(もちろん、車が必要な地域は全く話が違ってくる。)
③節約より固定費削減という考え方
維持費が膨大な物は持たない方がいい。これはケータイにも当てはまる。iPhoneXを分割で買って、キャリアに毎月お金を払っていたら、それこそ維持費は大きい。
あくまでも筆者の例を書いたまでなのだが、もしも「お金を貯めたい」と考えている人がいたら、固定費をどこまで削減可能か紙に書き出してみるといいだろう。まずはシュミレーションをして不要な部分は削っていく。小さな事だがケータイの不要なオプションを外す事も立派な固定費削減だ。