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オウガジャパンはグローバル展開中の「OPPO Reno10 5G Pro」を発表した。
10月6日より発売で、価格は86,800円(SIMフリー版)。通信キャリアではソフトバンクが取り扱い予定。Renoシリーズの上位モデルとしては2019年以来となる。
OPPOが好きなファンには待望のモデルではあるが、昨今のAndroid市場はPixel一色で、まもなくPixel8が登場する。
今このタイミングでの市場投入で戦える要素はあるのか、筆者の視点で考察していきたい。
痒いところに手が届きそうだが・・・
まずはスペックから見ていこう。
「OPPO Reno10 5G Pro」はSnapdragon 778G、ROM 256GB、RAM 8GB搭載のミドルハイで、6.7インチ有機ELディスプレイ(Full HD+)を採用する。
5000+3200+800万画素カメラ、3200万画素カメラ、120Hz高駆動、Wi-Fi a/b/g/n/ac/ax、ディスプレイ指紋認証、顔認証、Felica(おサイフケータイ)、Android13等に対応。
ネットワークはnano SIM+eSIM(Dual SIM)構成で、全キャリアの周波数をカバー。
4年間使っても劣化しない超寿命バッテリー、マイナンバーカード、家電リモコン機能など痒いところに手が届く1台に仕上がっている。
狙いは既存Renoユーザーへの訴求か
しかしスペックを振り返ると決して最新のハイエンドではなく、Pixelと互角に戦うどころかシェアを奪うのも難しそう。一見すると少し頼りない。
それでも投入する目的は、既存ユーザーへの買い替え訴求とブランド力強化だろう。OPPOは2019年以来、毎年Renoを投入してコスパ抜群を訴求してきた。
(画像はOPPO Reno 5A 2021年)
上位モデルに関しても「OPPO Reno 10x Zoom」やFIND Xシリーズを投入してきたが、10万円級の価格帯が訴求不足になり上空回りしてしまった。
今回はそうした反省点を活かし、培ってきたRenoブランド力を強化する狙いがありそうだ。
「OPPO Reno 7A(9A)」を入り口に顧客を上位モデルにシフトできれば、それが固い顧客基盤となって来年以降のラインアップに繋げることができる。
つまり決して無謀な戦いではなく戦略ありきと見受けられるが、果たして功を奏するのか。この秋・冬が大きな勝負時になりそうだ。
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