5年前だったらWiMAXでも使っていない限り知名度が低すぎたUQ。MVNOに参入してから一気に知名度を上げ、テレビCMをきっかけにシェアを拡大するも使える端末が少なすぎたり、au端末もSIMロック解除なしには使えないVoLTE端末が多い。
(写真はSOV33。この頃の端末はSIMロック解除が必要)
それゆえ端末を選びたい人にはあまりお勧めできなかったのだが、こうした状態がようやく改善されつつある。
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①UQ mobile SIM対応、Xperia XZ1(SOV36)の白ロム相場が大幅下落!
Galaxy Note8やiPhone8が品薄になる中で、逆に溢れているのがSOV36、au版Xperia XZ1だ。同機種は去年バケモノスペックと呼ばれたSnapdragon835を搭載。「いい写真を撮りたい、最高にゲームをやりたい、カッコイイ物を持ちたい」そんな欲望を全て叶えてくれるはず。しかもUQ mobile SIMが使えてしまう。
執筆時点での秋葉原底値は未使用品で54,800円(税込)。元の値段が非常に高いだけに、全体的な満足度は高いだろう。
②MVNOロック廃止で利用しやすくなる
2015年から2017年夏まで、au端末はSIMロック解除なしにはMVNOが動作しない状態にあった。だから「SIMロック解除済」という表記が特に無い白ロムは永久にMVNOで利用できない。(Z4、Z5、X performance、XZ、XZsが該当する)
こうした仕組みを「やめなさい」と指導したのが総務省。その甲斐あって、2017年8月以降に発売されたau端末はSIMロック解除なしでMVNO SIMが利用可能となった。それに該当するXperia第1弾がSOV36で、最近安くなってきたわけだ。
最後に
Xperiaに関して言えば、この夏発売されるXZ2、XZ2 Premiumもロック解除なしで利用できるはず。とはいえ、値段が下がるまで時間はかかるだろうしデザインが気に入らないという人も多くいるようだ。
恐らく今後も海外版SIMフリーで利用できる兆しもないので、UQ mobileなどau系MVNOユーザーは今後発売されるXperiaに期待できるだろう。もしも底値が4万円台に突入すれば、この夏のミドルレンジスマホであるZenfone5 2018よりもコスパ抜群なこと間違いなしだ。