久しぶりにクレジットカードの話をしたい。昨年末、筆者は「Mariott Vonvoy AMEX」と呼ばれるカードを作成していた。
一言で説明するなら「いいホテルにお得に泊まれるカード」で、貯まったポイントを使えば大手マリオット系列のホテルに無料宿泊できる。
年会費は4万9,500円。クレジットカードにしては高額だが、条件を満たせば安く思える程に特典の内容が凄まじい。
そして「通帳の刑」と言われるデメリットも最悪だ。今回は両方を味わった筆者の視点で「Mariott Vonvoy AMEX」カードをレビューしたい。
なお同カードは検索すると沢山出てくるため、本記事ではザックリ解説していく。
400万円決済で得られる特典が豪華
まずはメリットから見ていこう。同カードで年間400万円の決済をすると「プラチナエリート」と呼ばれるホテル・ステータスが付与される。
本来は沢山ホテルに泊まると取得できるのだが、お金で解決できるのがメリットの1つ。この状態で系列ホテルに宿泊すると豪華朝食が毎回無料。
(コートヤード・プノンペン朝食)
しかもラウンジ併設ホテルでは雰囲気のいい部屋で軽食、夕食、アルコールまで無料で頂ける。
(Renassance Cairo Mirage City Hotelのラウンジ)
ポイント還元率は100円毎=3ポイントのため、400万円決済すれば12万ポイントが貯まっている。これを使えば豪華に無料宿泊できるわけだ。
例えば物価の安い国、マレーシアを選べばシェラトンのスイートが1泊23,000ポイントで利用できる。
(2023年7月にポイント宿泊してきた)
ポイントで4泊すれば5泊目もタダ。通常1泊25,000~30,000円の5泊分(12万~15万円)が浮くことで現地の食事やツアー代金をより豪華にできるだろう。
普段の買い物でポイントを貯めれば1円も払わずに旅行ができる。いいホテルに朝食付きで無料で宿泊できて、ポイントも高速で貯まっていく。
これがマリオットカード最大の武器である。
通常宿泊のポイント還元が凄まじい
ポイントを使い果たした場合も特典は凄まじい。プラチナエリートなら宿泊費の50%がボーナス特典として付与される。
さらにマリオットカードで決済すれば+6%還元。1ドル150円レートで宿泊費10万円なら1万6,000ポイント付与。
会員ランクが上がれば最大75%戻ってくるため、会社の経費で決済してホテル暮らししている人もいるとかいないとか。
そこまでは現実的ではないにしても、プラチナエリートはホテルに沢山泊まれば達成できるため、会社員でも十分目指せる範囲である。
色んな航空会社のマイルに移行できる
ポイントを主要航空会社のマイルに移行できるのも魅力の1つだ。還元率は1.25%で、特定の航空会社でマイルを貯めるよりも効率がいい。
例えば日本から韓国くらいの距離であれば、プラチナエリートの12万ポイントで航空券とホテルを全てカバーできるだろう。
たまにマリオット系のホテルに通常宿泊して大量のポイントをもらい、ポイント移行するのが最強のマイルの貯め方かもしれない。
(JALやANAマイルにも移行できる)
このように普段の買い物をマリオットカードで決済し、たまの旅行を無料で豪華にできるのが同カードの強み。もちろん旅行好きにお勧めだ。
ただし次回で最悪のデメリットを書くので、それを読んで判断して頂ければと思う。
ちなみに同カードは青汁王子が何回も絶賛しており、筆者も動画を見て作成するに至っているので参考になれば幸いである。