検証用の回線にドコモ「irumo」を作成しようとしたら、dアカウントに関する厄介な問題に直面した。
ドコモがまったく初めての人には何の問題もないのだが、以前に使ったことがある人が「戻りにくい」仕様になっているのだ。
とくにオンライン専用「ahamo」「irumo」は改善されなければ潜在的な顧客を逃すことになりかねない。
「dアカウント」が利用できない
さっそく本題に入っていこう。ドコモ回線を契約するには、まず「dアカウント」を用意する必要がある。
その過程でメールアドレスを登録するのだが、以前にドコモで登録したアドレスは再登録できない仕様になっている。
別のアドレスを持っていない場合、以前のアカウントでログインできる場合もあるだろう。
しかし紐づいている電話番号が解約済の場合、ワンタイムパスワードが受信できず結局ログインできない。
こうなると新しいメールアドレスが必要になり、契約に対するハードルが一気に上がることになる。
メールアドレスを用意してもダメ
問題はここで終わらない。新しいアドレスを用意したとしても、連絡先の電話番号が1つしかないと「別のdアカウントに登録されている」と弾かれてしまう。
ドコモに戻る用意はあるのに、システムの都合で弾かれれば他社を検討する人が出てくるのは何ら不思議ではないだろう。
ちなみに電話番号もメールアドレスも既存dアカウントを削除すれば再登録できるが、そのためにドコモショップを予約するのにdアカウントが必要。
つまり完全に詰んだ状態になってしまい、複数の電話番号やメールアドレスが無ければ戻れないのである。
dアカウントを巡っては大手メディアが「混迷を極めるdアカウント」という記事を出しており他にも問題は山積み。
【今日の人気記事】[みんなのケータイ]混迷を極めるdアカウント https://t.co/2uUmMXe6KZ #dアカウント pic.twitter.com/3hJbY3QCMb
— ケータイ Watch (@ktai_watch) September 29, 2023
ここらで刷新されなければネットワーク品質だけでなくシステム面でも評判を落とすことになりかねない。