1月15日、ZTEは「Nubia S 5G」および「Nubia Flip 2」を発表した。いずれもワイモバイル向けの製品で1月23日より発売開始。
「Nubia S 5G」はFull HD+画質の6.7インチ液晶ディスプレイ、防水、Felica、3眼アウトカメラを搭載しながらMNP一括1円。信じられないコスパである。
フォルダブル第2弾となる「Nubia Flip 2」はサブディスプレイを大型化。今回もMNP価格は6万円台と抑えられておりスタイリッシュなデザインが魅力的。
両モデルともnano+eSIM構成なのだが、一点だけとても残念なことがある。他社のプラチナバンドにB18・B19に非対応なのだ。
(NTTドコモ・KDDIの周波数に対応しない)
10年前であれば「ワイモバイルの機種なのだから、ソフトバンク系の電波だけを掴めばいい」という話で終わっただろう。実際、SIMロック時代はそれが当たり前だった。
しかし法律でSIMロックが原則禁止となった今、スマートフォンは誰もが自由に選択できるようになり、メーカー直販モデルも急増している。
つまりメーカーが独自端末を扱うこと自体が時代錯誤であり、周波数まで制限されれば政府が後押しをする携帯電話料金引き下げにまで水を差すことになるのだ。
また昨今では大規模なネットワーク障害時に事業者間で電波を貸し合うローミングも現実味を帯びてきた。周波数制限はこうした緊急時にも対応できず、長期的には誰のためにもならないのだ。