ユーザーの夢や希望を叶えようと、常に全力なフルMVNO IIJ。この春、日本で発売されなかったEssential Phoneが欲しいというユーザーの希望に応えて発売を開始した。しかし販売価格46,000円に対して「高すぎる!」と突っ込みが入り、TwitterでIIJの堂前氏がマジレスするという事態に。
そちらは米国https://t.co/Zpz8fna8xu専用モデルのキャンペーン時の最安値かと存じます。https://t.co/Zpz8fna8xuでは販売店のキャンペーンとして大幅な値引きが行われることもあり、頻繁に価格が変動します。その価格ということは一番よいタイミングを捉えて購入なさったのかと思います。
— 堂前@IIJ (@IIJ_doumae) 2018年9月11日
(堂前氏が高すぎるというリプにマジレス。興味ある方は参照されたい。)
これが気の毒で仕方ないのだが、こうした事はよくある話。あえて日本版を買うメリットを書いていこう。
①誰でも簡単に買える、しかも分割で
筆者やスマホに詳しい人は簡単に輸入したり、旅行などの際に海外で買ってきたり比較的簡単に入手できてしまい、それをあたり前に思っている。しかし全くの初心者の人は、輸入を不安に思っていたり、初期不良時の返送に全く自信が持てないのだ。
それを日本でIIJや楽天のような、信頼と実績のある通信会社が取り扱うのであれば「商品が確実に届く」、「分割購入というオプションが手に入る」、「日本のSIMで通信できる検証がある」という基本的な事が保証される。つまり、安心料として高いと思った方がいいだろう。
②実際のところ、その安心を買う人はどれほど?
これが興味深いところなのだが、日本版と海外版の価格差が3~4万円以上ある場合は日本版があまり売れないという結果になりやすい。Blackberry Privなどがいい例で日本価格10万円越えなのに海外版は6万円台という事があった。
ただEssential Phoneは去年の最高峰チップセット(Snapdragon835)を搭載している点、アップデートが続くよう長期利用が確約されている点、更に価格が手に届きやすいという点で日本版が失敗した過去のスマホと大きく異なる。国内でも需要はあるのではないだろうか。
最後に
日本版が存在していても、カメラのシャッター音が嫌だとか、SIMが1枚しか入らないとかで海外版を輸入する人は数え切れない程に存在している。だがその代償として、海外版は初期不良発生時のサポートを受ける事が難しい。
そのため、IIJアカウントに「高すぎる」とリプを入れるのは可哀想なので控えてあげよう。筆者も購入するとしたら海外サイトから半額近くで買うなんて口が裂けても言えない話だが・・・
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