世の中とても便利になったもので、どこにいてもスマホのネットが利用できる。一昔前ならスマホ自体が未発達でネット環境も貧弱だったが、5年間で見違える程に進化した。
2013年には地下鉄でもネットが繋がるようになり、スマートフォンがほぼ4G LTEに対応。Wi-Fiエリアの普及もあってオンラインである事が日常化してしまった。自由な時間なのにネットが繋がらない。先日、そんな体験をした感想を書いていきたい。
①LCCで耐えた5時間のオフライン環境
先日、香港へ行った際に格安航空会社を利用した。安いだけあってWi-Fiは完備されておらず、飛行時間約5時間を大人しく機内で過ごすことになった。
「5時間くらいネットが繋がらないくらいで、どうってことはない。本でも読んでいよう」と思いながら飛行機は離陸。しかし、何か変な感覚に包まれる。
②自由な時間なのにネットがない違和感
スマホは手元にあるし、当たり前だが操作もできる。しかし、筆者の利用するアプリの多くが、起動時にネットに接続する必要があるため動作しない。
ネット環境がないことでTwitter、Youtube、Facebook、ブラウザ、メールなどができないのは百も承知だが、ネット接続を必要とするアプリが予想以上に多い。普段のネット接続時間がいかに長いかを実感した。
そして同時に、誰と会話を楽しみながら飛行するわけでもなく、現地でも友人と会うまではずっと一人だったのだが、対話しているのはネット(Twitter)上の人々がメインで、現実の自分は実世界の人々よりもオンラインのと密接に繋がっている事を受け入れた瞬間が、なんとも筆舌に尽くし難かった。
(現地のSIMを挿して気を紛らすも、ものの数分で終わり。。)
もちろん、普段から本を読むし、テレビも観るし、掃除もする。ただ、数分おきに一度とか、ほぼネットに常時接続しているも同然な暮らしをしていわけだ。
最後に
サイコパスというアニメの中で、建物全体が電波暗室という場面が出てくる。そこでは外部にアクセスできないため娯楽が限られ、ストレスケアが乏しく、「陸の孤島かよ」という登場人物のツッコミがあったのを思い出した。未来では普通のことなのだろう。
ネットをせずに過ごす習慣をつけようとは言わないが、自分がどれだ依存しているかをチェックするのに、LCCで旅をするのはいいかもしれない。できれば少しでも遠いところへ(オフライン時間が長い・・・笑)。