当ブログでは、MNPを利用してスマートフォンの料金を抑える方法をお勧めしてきた。MVNOの導入も有効な手段ではあるが、キャリア品質を格安で利用できるに越したことはない。
(iPhoneがタダで手に入るのは、いつだってMNPの新規顧客のみ)
ただ、安くなる工夫をしているにも関わらず、料金が高くなっている人がいる。今日は私たちの身近すぎるストリーミングについて触れていきたい。
①ストリーミング動画・音楽の発達
4G通信が発達したおかげで普及したサービスは多くあるが、その中でも特筆すべきものがストリーミング音楽・動画の存在だろう。
昔はレンタル屋にCDやDVDを借りに行く必要があったのに、今やネットで数百円あればダウンロードできてしまう。それどころか、月額1,000円もあれば好きなジャンルの映画・ドラマが観放題という革命が起きた。
(日本上陸が早かったのがHulu。昔は月額1,400円くらいした気がする)
国内のCD・DVDの売上は激減し、レンタルショップの数も右肩下がり。タブレットの普及も相まって、ネット経由で音楽や動画を楽しむライフスタイルが定着することは間違いないだろう。
②Youtube Premiumは携帯電話料金??
ところでストリーミングといえば、GoogleのYoutubeが「広告なしで、動画をダウンロードできるサービス」を開始した。AndroidやiOSで料金は異なるが、1,000円前後払うと邪魔な広告なしでサービスが楽しめるというもの。
一体、どれくらいの人が申し込むかは未知数だが、Twitterでは申込みを完了させる人が非常に多く見られた。そこで素朴な疑問が湧いてきた。
Youtube Premiumを含む、私達の身近なストリーミングサービス(Apple Music、Spotify、Hulu、NetFlix、Dビデオなど)は携帯電話料金の一部なのだろうか。
③オプション代なのか、携帯電話代なのか
なぜそんな疑問が湧くのかと言えば、大手3キャリアは一般的に「かんたん決済、キャリア決済」と呼ばれる代金回収システムを積極的に進めているからだ。
(画像はSoftBank。Apple Musicの月額料金を合算して請求されるようにしている)
例えばキャリアに8,000円払っている人がいたとして、Apple Music(月額980円)とHulu(933円)を定期購読しているとしよう。クレジットカード払いもできるのだが、キャリアの料金と合算請求することもできる。
そうなってくると、本来8,000円だったはずの携帯電話料金は2,000円上がって10,000円に到達することとなり、もはやオプション料金なのか趣味・娯楽なのか分かりにくいだろう。
最後に
Youtube Premiumはスマホ生活に密接に結びついたサービス。これは一体スマホ代なのか、それとも趣味・娯楽代なのか。これを機に、既存のストリーミングサービスや月額課金している料金の内訳を見直してみるといいかもしれない。
意外にも「これを我慢すれば、キャリアでもけっこう安くなるじゃないか」という人も出てくると思っている。