2011年~2012年、まだユーチューバーという単語すらなかった頃、筆者はスマートフォンレビューをひたすらアップしていた。えげつない話だが理由は簡単で、儲かるからだ。
しかし、そこには大きな罠が潜んでおり長期視点で考えるとブログに軍配が上がる事になる。今回は、一般人である筆者の経験をお話したい。
①ガジェットの仕入れ単価が大きすぎる
過去のチャンネルはわけあって消してしまったのだが、月によっては都内23区で1Kが借りられる位に達する事もあった。しかし、次のレビュー用スマホ1つ購入するのに収益は吹き飛んでいく。
(2015年に撮影した懐かしき動画。お聞き苦しいと思うが20万回再生された)
新しいスマートフォンをレビューすれば、再び収益が入ってくるが同じ事の繰り返しでトータルは赤字にしかならなかった。なぜかと言えば、スマホレビュー以外の動画は再生されにくく、頼みの端末も再生数が伸びるとは限らないからだ。
ヒカキン氏のように、その人自体に価値が見出されたり、話の内容自体に需要が感じられない限り、一般人が同じ事をしても稼げるはずもない。
②ブログは真逆、端末レビューはヒットしなかった
ではブログで端末レビューするとどうか。これが面白い事に全然伸びない。「いやいや、端末レビューこそ伸びるよ」というブロガーさんがいれば、筆者のレビューが下手なだけだろう。
(例外的に、P20 Proはかなり伸びた。余程の需要があったのだろう)
むしろ、「それを買わなかった理由」とか出費ゼロの記事が伸びる事に気づく。だから今は、それで稼いだ収益で端末を購入する(もちろんレビューもする)という生活を送っている。
③結局は、環境次第
メーカーなどから端末を次々に貸してもらえる環境にいるのならYoutubeでレビューを繰り返せば、手っ取り早く稼げるだろう。しかし、そうでないなら話は別。ブログで日常的な記事をコツコツと書いて、貯まったら端末を購入するのがいいだろう。
ただし稼ぐとなれば、本気でほぼ毎日更新しなければならないし、それなりの覚悟や時間も必要になってくる。Youtubeもブログも、趣味の延長でたまに更新する程度が楽しいのかもしれない。