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あまり意味がない、国が義務付ける携帯電話の「フィルタリング」機能の実態・・・

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青少年保護を目的に国が躍起になっているフィルタリング機能をご存知だろうか。アダルトサイトやグロテスクなコンテンツを表示されない仕組みが施されている。

(1019年4月からLINEもフィルタリング対象に指定されるらしい)

大手3キャリアで携帯電話を契約する際、販売員には説明が義務付けられ顧客側も「未成年の利用がない事、利用する際はフィルタリングに加入する事」に同意しなければならない。

ただ、この業界で働いて思うのは穴だらけという事実。



未成年が普通に買える、白ロムという仕組み

当ブログをご覧の方はご存知だと思うが、携帯電話市場には「白ロム」と言われる物が存在する。これは本体単体で販売される物で購入に際して年齢確認の義務はない。

(中古ショップなどで「これください。」と言えば、お店を出禁にでもならない限り100%買える)

つまりスマホの購入自体は未成年でも可能で保護者に黙って購入する人もいる。しかも白ロムにはフィルタリング機能が施されていないため青少年がアダルトサイトやグロテスクな表現を含むコンテンツに接する事は容易なのだ。

 

多発する保護者からのクレーム

もちろん白ロム購入をめぐる問題も耐えない。筆者が販売員だった頃「子どもが勝手に中古スマホを購入してきた。返金したい」というクレームが相次いだ事があった。

その後は未成年と思われるお客様に対し「ご家族の同意は得られていますか?」と聞くよう努めるも毎回「はい。」という返答しか返ってこない。

中には嘘をついている人もいて結果的にご家族と揉めてクレームに発展するケースがとにかく後を絶たないのだ。これは国が動かない事にはどうにも対処できない。



隙だらけの携帯電話業界

インターネットや中古ショップ、量販店を通して未成年が自由に端末を買える「白ロム」はフィルタリングが設定されておらず、販売側に説明の義務がない。

Wi-Fiがあれば大人が見せたくない世界が何でも見られる状態にあり、この点において未成年の利用に際する「フィルタリング」が徹底されているようには思えないのだ。

タバコやお酒と同じように年齢確認を実施するとか利用者が20歳以上である事に同意する制度作りを徹底するなど方法はいくらでもあるはずなのに、この記事を最初に書いてから2年間なんの問題視もされていない。

非常に面白いというか滑稽というか、携帯電話業界は隙だらけである。

参照記事:「LINE」が4月からフィルタリングの制限対象に

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