SONYが第三四半期決算を発表した。概ね好調というが、足を引っ張っているのがXperia事業。今始まった事ではなく、事業の存続が危ぶまれている。
しかしお膝元の日本では未だに根強い人気があり、国内シェアをSHARPに抜かれ3位に落ちるも根強い需要がある。今日は、タイトルの通りSoftBank Xperiaのメリット・デメリットをお話したい。
①SIMロック解除済みであれば全キャリア版使えるが・・
SMフリー化された白ロムであれば、docomo版、au版問わず、Y!mobile SIMは動作する。ただし、SoftBank向けの3G Band8、4G LTE Band 8/41が抜けている事が多く、山間部・地下で圏外になる可能性が高い。
(画像は海外版。海外版にはお財布ケータイがないのが残念・・・)
2012年に同社が獲得した900MHz帯、いわゆるプラチナバンドが今は全国に普及したが、docomoやau端末では受信できない。昔の繋がりにくい状態に成りかねないのだ。
②SoftBank版はY!mobileの真価を発揮する
そこで登場するのがSoftBank版。SIMロック解除されていれば、Y!mobileが持つ電波を余すことなく活用してくれる。ただ、もしもSIMロックがある場合は全く動かないので白ロム選びには注意しよう。
(docomo専売Xperia Z5 compactにau SIMを挿した検証)
ヤフオクであれば、出品者に解除を頼んでみるとか交渉次第でいい物が手に入る事もある。更に中古品のSIMロック解除が可能になれば、自分で中古品を買ってきて好きな時に解除できるようになるかもしれない。過度の期待は禁物だが・・・
③唯一のデメリットはOSのバージョン
日本で発売されるXperiaはほぼ98%の確率でOSが2段階アップデートされる。6.0搭載なら8.0まで、7.0搭載なら9.0までといった具合だ。しかし、なぜかSoftBank版に限っては1回しかアップデートが来ない事が多い。
これが唯一のデメリットだ。もちろん、改善される可能性が0ではないし特に最新OSにこだわりがない人には圧倒的にお勧めだ。何よりキャリアロゴや余計なアプリが一切ないだけでなく、お財布ケータイまで付いている点が希少価値だろう。
世界では勢力を弱めるも日本では圧倒的な人気を誇るXperia、Y!mobileユーザーはSoftBank白ロムをうまく手に入れよう!