一部のヨドバシカメラおよびビックカメラで始まった SIM フリー iPhone の単体販売は12 月に入っても好調のようだ。
iPhone11 を中心に売り切れが出はじめており、外国人だけでなく日本人も SIM とセットで購入していくようだ。
セット販売に UQ モバイルも追加へ
ヨドバシカメラアキバでは SIM とセットで購入する場合、これまで IIJ mio, BIGLOBE モバイル, OCN モバイル ONE が割引対象になっていた。
ここに UQ モバイルが追加され、新規契約で 3,000 円、MNP で 6,000 円分のヨドバシポイントが還元される。
スマホを格安で入手するのが得意な人にはお世辞にも「お得」とは言えない価格設定だろう。
ただし初心者ユーザーにとっては「セットで買える」ということに大きな付加価値があるようで、UQ モバイルとしても効果は絶大であるようだ。
最新iPhone+MVNO の需要
例えば CM で UQ モバイルを知った人が「最新の iPhone で UQ モバイルを使いたい」と思った場合、これまでは SIM と iPhone を別々に用意する必要があった。
SE, 6s, 7 などを扱った実績はあるが、現行モデルは親会社の au が役割を担っている)
そうなると初心者ユーザーは「自分で iPhone を用意したところで、それは本当に UQ モバイルで使えるのかな?」という疑問を持ち始める。
また iPhone 本体を Apple ストアで購入できることを知らない人もいれば、それを UQ ショップに持ち込んで契約できるのか否かもわからない。
そうした人がヨドバシアキバに立ち寄って「ここで全てが揃って今日から最新の iPhone で UQモバイルが使える」とわかれば、
その情報やスタッフの案内が大きな付加価値となって購入に繋がるのだろう。
最後に
ひとまず iPhone は「予算がある人は定価でも買っていく」というデータが実証されて量販店も味をしめたことだろう。
こうなると Y!mobile をはじめ他の MVNO もセット割引に乱入してきても不思議ではない。
端末は同じである以上、今度は SIM の月額維持費や評判で選ばれる本当の競争が始まるかもしれない。
しかもこれからクリスマスシーズンで MVNO 各社が作戦を練る時期である。 Xiaomi も入ってくるし量販店の売場から目が話せない。
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