報道されている通り、本日SoftBankの夏モデル発表会があった。その中で注目されるのがSONY Xperia XZ2、そして既にSIMフリーで絶大な人気を誇るMate10 Proだ。
「ずっとSoftBankを使い続けており、何があっても他社へMNPしない」という人には問題ないのだが、SIMの相性が絶望的すぎる点は注意したい。具体的に書いていこう。
①契約したSIMはSIMフリー端末で利用できない
スマートフォンを契約したものの、「あまり自分には合わない」とか「もう少し小さい方がよかった」など後悔した経験はないだろうか。ドコモや同社のMVNO SIM利用者には無縁な話なのだが、SoftBankのAndroidは使い回しがきかない。
例えば、Softbank版 Mate10 Proを契約したとして、そのSIMをSIMフリー版 P10 Plusなどに入れても通信ができない。SIMロック解除された他社のAndroidスマホでも、iPhoneでも同様だ。使い回せるのは「過去に発売されたSoftBankのAndroid端末のみ」ということになる。
②機種変更する際に困る
ではMate10 Proをしばらく使って、他の機種を使いたくなったらどうなるか。答えはもうお察しの通りで、中古市場に出回る過去のAndroidスマホにSIMを入れ替えるか、欲しい機種がなくともSoftBank Shopで機種変更する以外に選択肢がない。
（同時に発表されたXperia XZ2を契約しても同じ未来が待っている）
完全にSIMフリー市場と化した2018年に信じられない話かもしれないが、紛れもない事実で変わりようがないし、変わる気配もない。
最後に
当然ながら多くの人がSoftBankにクレームを出したようだ。その結果、SoftBank直営店まで赴き相談すればSIMカードを交換してくれる。ようやくSIMフリースマホで使い回せるようになるのだが、如何せん直営店の数は都内を除けば圧倒的に少ない。
であれば、同じくSoftBankが経営するY!mobileと契約し、それに伴う割引でSIMフリーMate10 Proを買った方が圧倒的に幸せになれるはず。Y!mobileは同じ会社でありながらSIMの使い回し制限がなく、SIMロックのないスマホなら自分で好きな端末を調達できる。検討されてる方はY!mobileからMate10 Proを手に入れよう。