いよいよ本日 9 月 4 日、KDDI から Xiaomi Mi 10 lite 5G (XIG01) が発売された。
国内キャリアとしては初の Xiaomi スマートフォン誕生となり、KDDI としても世界トップ 5 メーカーを全て扱ったことになった。( Apple、Samsung、Huawei、OPPO、Xiaomi)
本体価格は 5G 対応スマホとしては最安の 42,740 円(税込)。
MNP による 22,000 円割引があれば僅か 20,740 円(税込)で買えてしまう。
さっそく購入してきたので、外観や UI の第一印象、スペックや見どころについて触れていこう。
外観はとっても地味でシンプル
Mi 10 Lite 5G の筐体は水滴ノッチ付きスマートフォン以外の形容がむずかしく特徴がつかみにくい。
ただし 6.6 インチの有機 EL ディスプレイは Full HD+ のおかげか十分すぎる程にキレイで Redmi Note 9S の LCD とは一味違う。
また Xiaomi は他社メーカーに比べて輝度がすこし暗いためブルーライトで眼が疲れやすい人には向いているだろう。
背面は両サイドが丸みを帯びて持ちやすく、コズミックグレーの背面はシックで大人びている。
左上には標準 4800、超広角 800、深度センサー 200、マクロセンサー 200 万画素の 4 眼カメラを搭載。
(反射が激しく何度撮りなおしてもブレる 4 枚レンズ)
(3.5mm ジャック搭載も好印象。やはり有線イヤホンは根強いファンがいるものだ)
「コズミックグレー」に関してはオシャレというより、控えめ、シック、大人びているといった方が適切かもしれない。すこし派手めがいい人は「ドリームホワイト」に明るい色のケースを合わせるといいだろう。
オリジナルの MIUI がそのまま!!
では肝心の中身である MIUI はどうかというと、よくぞオリジナル機能を残してくれたという出来具合だ。
例えば Xiaomi にはメッセージアプリ以外にも好きなアプリを複製できる機能があって、これはキャリア版では潰されるのではないかと危惧していた。
Twitter の複製はまだわかるとして、Amazon ショッピングアプリ複製など理解不能なことができるのが Xiaomi の魅力であり残してくれた au には感謝したい。
また人にスマートフォンを渡す用事があるとき、まったく別の待受画面に移行できる、セカンド・スペースの機能も健在。
(画像右が新しいスペース。まっさらな状態になっている)
まったく別のスペースなので Google アカウントも別途入力が必要になる。開発用にアカウントを分けて使ったり、本当に仕事とプライベート、恋人や家族にみられたくない用(悪用厳禁)など色んな使い分けができる。
Dual SIM 構成の Xiaomi スマートフォンだとより実用性が増すのだが Xiaomi が初めてという人はぜひ Mi 10 lite 5G でデビューするといいだろう。
(ボケているが背面の刻印がかっこよく、キャリアロゴがないのもいい)
ところで au のプリインストールアプリだがセットアップ中に「インストールするか否か」を選ぶことができた。
ダウンロードせずスキップしても複数のアプリが存在しているが、その 98% はアンインストール可能で「au 親切になったな」と感心。
最終的に消せないのは 3 つだけで、この程度なら米国 Verizon や韓国キャリアでもよくある話。
妥協地点としてドコモやソフトバンクにも見習って欲しいと実感した。
というわけで Xiaomi の UI や面白さは潰されるどころか活かされており、au 版だから何かがないと嫌がる必要もなさそうだ。
お値段(42,740 円)以上のスペック!!
まだこれから使っていくので、現段階ではこれ以上のレビューがかけない。そこで最後にスペックをみて終わりにしよう。
要となるチップセットには OPPO Reno3 5G でもお馴染みの Snapdragon 765G が採用されている。ミドルスペック上位でヌルヌル・サクサクなんて当たり前。
(Antutu ベンチマークは 32 万越え。Redmi Note9S や OPPO Reno3 5G よりパワフルだ)
バッテリー持ちは上位の Snapdragon 865 (+) より長く、グラフィック性能の良さからゲームプレイまで想定されている。
先述した 4 眼カメラは画像編集ができるどころか、5G が普及すれば超高速で共有できてもっと楽しくなるだろう。
(試供品のケースを装着したら、なかなか似合っていた)
また NFC、Wi-Fi 5GHz、顔認証、画面内指紋認証が搭載されるなど、ギリギリの予算でだいぶ頑張ってくれた印象だ。
(慣れればわりと高速にロック解除できる。コロナ禍では外出時に欠かせない)
おサイフケータイ、防水、防塵、ワイヤレス充電はないが 42,740 円にしては上出来すぎる。 iPhone と使い分けて Xiaomi や 5G を体験したい、まずはサブ機として挑戦してみたい人には低価格でお勧めだ。
これからガンガン使って、バッテリー持ち、カメラ性能、とくに夜景が Pixel 4a や Galaxy Note20 Ultra と比べてどうなのか UP していきたい。
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