iPhone12 Pro と Pro Max の在庫が相変わらず枯渇するなか 12 mini は逆に溢れている。
今週、秋葉原では 12mini 64 GB の未使用品白ロムが 74,980 円(税込)まで下落。
先週より 2,000 円安く筆者調べでは底値となった。(Apple正規価格は 82,280 円)
(Apple Store版 SIM フリーだけ 75,800 円になっている)
販売を確認できたのは「じゃんぱら」秋葉原 4 号店、D-Style 店および同社通販サイトで 1 月 20 日 13:00 時点での在庫数は 100 台を越える。
ドコモ、ソフトバンク、各社 MVNO は 4G 契約のまま利用できるが au 4G 契約の SIM は 5G 契約に変更しないと動作しないので注意しよう。
楽天モバイルは通話、SMS、データ通信、テザリング、Rakuten LINK に対応するが、5G はまだ対応していない。
家電量販店と MVNO が売上に追い打ち?
秋葉原の某ショップ店員によると以前よりも iPhone の白ロム需要が減っているという。
その大きな理由として指摘されているのがが家電量販店の変化だ。
2013 年から一貫してアップルストアでしか入手できなかった SIM フリー本体が 2020 年にはヨドバシカメラやビックカメラなどの店頭で買えるようになった。
(大手 3 キャリアと並べられる SIM フリー在庫。このほか iPhone SE 2 などもある)
しかも導入コストや維持費が安い MVNO とのセット購入すれば本体価格から 18,000 〜 20,000 円安くなり会計時に Apple Care + への加入を勧められる。
その結果、壊れても修理代金が安く済むため iPhone を買い換えず、むしろ修理待ちの間だけ繋ぎとして使う Android 需要が増えているという。
(2021/1/1 〜 1/11 まで実施されていた MVNO と SIMフリー iPhone のセット)
さらに iPhone 自体の価格が全体的に高くなっていることや新型コロナウイルスでの買い控えなど様々な要因が重なって、結果的に iPhone SE 第2世代に人気が偏っているという話を聞くことができた。
(SE2 なら A13 チップの高スペックが 5 万円以下で買えてしまう)
なるほど単純に iPhone12 mini が不人気といった理由ではなく、さまざまな原因が重なって需要減になっていると言えそうだ。
料金値下げ、5G、コロナ収束が復活の条件か
とはいっても「回線契約が嫌だから白ロムを買っているのだ」という人がいる限り需要が耐えることはないだろう。
また大手 3 キャリアが見せた ahamo、povo、SoftBank on LINE 等の 2,980 円プランの提供開始や 5G の普及で見える未来が変わってきたり、コロナ収束の兆しが見えれば状況は変わってくるはずだ。
iPhone12 mini 自体は筆者がメイン機種に使っている程に軽くて持ちやすく、片手にすっぽり収まる感覚がとても気に入っている。
世界では不評との声も聞こえてくるが、機会があれば 5G に対応した唯一の超ハイエンド iPhone として実機をご覧頂きたい。
リンク:じゃんぱら通販サイト
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