2019年はできるだけ海外へ行こう!と決意をし、ANAのクレカを発行した筆者。中国のモバイル市場調査も視野に入れ、銀聯カードまで作った程だ。そんな事もあってマイルが貯まりそうなネタを探していた。
(誰もが見たことあろう、銀聯カード。日本でも中国でも利用できるクレカ)
そこに突如として発表されたのが新しいANA Phone、ベースはなんとXperia XZ3という超高級モデルだ。
(SBパートナーズ株式会社が発表、あくまでも本家とは異なっている)
SoftBank網を利用したMVNOで料金体系は本家と同じ。本当にお得にマイルが貯まるのだろうか。
①毎月8,000円の利用で500マイル貯まる!確かに高還元・・・
筆者の作成したANA VISAワイドゴールドカードでは、1,000円で1ポイント(10マイル分)貯まる。年会費の発生するゴールドカードのため、これでも還元率は良い方。
だがANA Phoneなら月額料金8,000円で500マイルも貯まる。500マイルをANAカードで貯めようと思ったら買い物で5万円分使わねばならない。(マイ・ペイすリボを考えない場合)それが5分の1以下で手に入るのだから、確かに超高還元だ。
(XZ3発売前の現行料金。今後はギガモンスター+など本家に準拠するらしい)
ただし、ANA Phoneが合わなかったら解約時の違約金が発生するなどデメリットもある。それだけではない。
②マイル目当てになると、かえって出費が高くなる
実はSoftBank AirやSoftBank光などの固定回線を持っていても、セット割がきかない。スーパーフライデーで金曜日にアイスや牛丼が貰えるなどの特典もない。しかし料金はSoftBankと同じと割高な料金を強いられる。
もちろん、その分マイルがガッポリ入ってくる。毎月8,000円払ったとして2年間の合計支払い金額が192,000円、実に24,000マイル貰える。
2年間のうちに飛行機に何度か乗れば、搭乗ボボーナスマイルが付与される。料金プランにより貰える額が異なるが、毎月のマイルと登場ボーナスマイルを合算すれば、2年間で33,440マイル貯まるそうだ。(プランにより異なる)
このマイルで行けるのはハワイくらいまでだ。19万2,000円払ってでも得る価値はあるだろうか。もちろん毎月の携帯電話料金の中にマイルが含まれていると考えれば安いという見方はできる。
③格安SIM+定価でAirチケット買った方が安い!?
しかし、毎月8,000円~10,000円の月額料金は純粋に金額が高いという見方もできるのだ。例えばMVNOを利用して、毎月の料金を1,680円で運用したとする。(iij mio、通話+6GBプラン)
すると24ヶ月の利用料金は40,320円、ANA Phoneよりも150,000円ほど安く運用できる。ということは、浮いた15万円で好きな時に、行きたい場所のエアチケットを定価で買った方がお得という見方もできてしまうのだ。
最後に
ANAが大好きで、純粋にXperiaが好きだから「それだけで意義がある」というファンには絶好のタイミングでリリースされた商品だと思う。私も熱狂的なファンだったら即買いだったはず。
人によって価値観は実に様々。「いやいや、安いでしょ!」と思う人はぜひ利用したいところだし、飛行機はよく乗るけど、生活費は抑えたいという人には向いてないかもしれない。ちなみにXperia XZ3の本体は11万円越えだ・・・(汗)
参照記事:SBパートナーズ株式会社 マイルが貯まるスマートフォン「ANA Phone」第4弾!