10 月 1 日からの改正電気通信事業法に合わせ、Wi-Fi ルーターでお馴染みの UQ WiMAX も違約金 1,000 円のプランを新設した。
改定後の 2 年プランは月額 3,880 円で使い放題となる。いっけん良心的で「改善されたのでは?」と思うだろう。しかしよくできていて笑ってしまう結果となった。
WiMAX2+ ルーターは何故 1 円なのか
WiMAX2+ を契約する際「ルーターは一括 1 円です!」と言われた経験はないだろうか。少なくとも全国の量販店ではこのように謳っているはずだ。
むろん高性能ルーターに価値がないわけではない。ひとまず配っておいて 24 ヶ月間の通信費で元を取るビジネスモデルなのだ。
また短期解約で 2 万円近い違約金が発生するのはルーター代金を回収するためでもある。
ここで「違約金は 1,000 円まで」と義務付けられたらどうするのか。滑稽だがアレほど「 1 円ですよー」と謳われたルーターが 2 万円以上に跳ね上がるはずだ。
結局は何も変わらない気が・・・
いままで 1 円を謳っていたルーター代金を最初に 2 ~ 3 万円負担してもらうことで、違約金 1,000 円を実現したと言っても過言ではないだろう。
もしくはルーター代金を分割させることで月額料金の合計は今までと全く変わらなくなる可能性すら考えられるのだ。
(3 日間で 10 GB 制限などは無くならない)
すでにルーターを持っていて持ち込み契約が可能であれば良心的だが、WiMAX2+ にも通信と端末は分離されるのだろうか。
ここは非常に気になるところで、実験してみる価値はあるかもしれない。
最後に
「iPhone が一括 1 円になりますよ!」という真の 1 円もあれば、WiMAX2+のように月額料金や違約金に端末代金を仕込んでいるだけの 1 円もある。
キャリアがスマートフォンの値引き制限をうけて頭を悩ませているなか、UQ に関しては痛くも痒くもないだろう。
昨日まで 1 円だったルーターを次の日から 2 ~ 3万円で販売すればいいだけの話なのだから世渡り上手というか何というか・・・
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