最新の iOS 13 搭載の iPhone11 シリーズで不具合報告が続いている。なかでも地味に深刻なのが「データ通信不可」になる問題で大手 3 キャリアでの報告が耐えない。
このほか個体差レベルとしか思えないバグや致命的な症状に関して、わかっている限りを整理したい。
やはり SIM 周りが不安定
今まで iPhone では利用できなかった NTTドコモのFOMA 契約 SIM が iPhone11 で認識したという人がいる一方、まったく認識しない人もいる。
iPhone に限らず 4G 対応スマートフォンでは原則 FOMA SIM は動作しない。そのためiPhone 11 で認識するのはバグなのか、はたまた認識しないのが正常動作なのか原因を特定できない。
また UQ mobile SIM が構成プロファイルなしで動作したりしなかったり Y!mobile SIM も構成プロファイルが必要だったり不要だったりする。
(Y!mobile SIM にプロファイルを入れると Softbank と表示されることもある)
この動作が安定しないことには「何が正解かわからない」ことになりレビューも行き詰まっているのが現状だ。
iOS 6 以来の不具合か・・・
これほどバグが酷いのは 2012 年の iOS6 以来かなり久しぶりな気がしている。当時はアップルがグーグルとのライセンスを切ってマップアプリを自前で用意した。
ところが大王製紙空港やガンダム駅といったあり得ない施設名がまざっていたり、それまでプリインストールされていた Google Map には遠く及ばない完成度で、使い勝手が大きくかわってしまったのだ。
バグが起こるのは仕方のないもので改善さえしてくれればいい。ただしアップルやキャリアがそれを隠蔽しようとするのが最もよろしくない流れだと思っている。
一連のバグや不具合に関して我慢できず記事にする人が増えてきたので、改めてこの騒動について触れてみた次第だ。
というわけで iPhone11 の Dual SIM 検証もこうした騒ぎが落ち着くまで検証を中止することにしている。
参照記事:「iPhoneが繋がらない?」、携帯3社に聞くと……
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