忘れそうなのでリマインドとして書いておこう。様々なポイントに交換できる LINE ポイントが 27 日をもって一部サービスを終了する。
(LINEポイント経由のソラチカルートも閉鎖)
そして年が明けると LINE ポイントを現金としてチャージし、それを銀行口座に払い出すことすらできなくなるのだ。
これは LINE Pay そのものが終わったと言っても過言ではない。LINE Pay の一体なにがまずかったのか。
流行語にもノミネートされた「◯◯ペイ」の 1 年を振り返ってみよう。
QR コードの決着がついた 2019 年
乱立した QR コード決済は PayPay だけが 34 % のシェアを誇り、一気に頂点へ昇りつめた。
危機感を持ったドコモ「d払い」はコード決済だけでなく iD 決済をも「d払い」の決済手段として取り入れた。
つまり既存 Felica を取り込むことで「d払い」シェア率を上げるという苦肉の策である。
メルペイもまったく同じ手法で iD 決済を「メルペイ」としてカウントし何とか生き残りを図る。
このトップ集団についてこれない、QRコードありきの規格は 2020 年に淘汰されていくだろう。
LINE Payは・・・
では LINE Pay はどうかといえば JCB プリペイドカード、Androd 用 QUICPay と合わせて 3 種類の決済手段をもつ。
一見すると「d払い」や「メルペイ」と同等にみえるが 1 月 1 日からトップ集団から離れていきそうだ。
というのも貯まった LINE ポイントはコード決済でしか利用できない仕様に変更され、JCB プリペイドカードと QUICPay の存在意義が大きく低下する。
(年内にリリース予定だったクレカはお蔵入りするかもしれない)
もはや上述した QR コード決済ありきの規格に成り下がることが見えていて、長期ユーザーから見捨てられつつある。
最後に
コード決済は中国では成功したようだが、どうも日本では普及に時間がかかりそうだ。
ネット環境に接続されなければ決済できず、使い方がよくわからずレジで躓くなど Felica と比べて利便性にかける。
そしてその Felica なのだが、この 1 年で使える場所が一気に拡大した。
1 つの規格しか使えなかったお店が複数規格に対応したことで、余計にコード決済が不要に見えてくる。
また別記事にかいたとおり、2020 年は VISA タッチがキャッシュレス第 2 幕に入ってくるかもしれない。
そう考えるとコード決済に固執しすぎた LINE Pay はキャッシュレス投資に限界がきて終わっていくのではないだろうか。
キャッシュレスを展開する企業のキャッシュが尽きるとは全く笑えない話である。
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