いぜんに au Pay はあまりやる気がないと記事に書いたのだが、改めてそれを実感した。
表向きは「au ユーザー以外も使える」としているが、サービスの要となる au Wallet カードは簡単には取得できない。
今回は au 回線なしで au Pay を本格利用するにはどうすればいいか、また如何に面倒であるかを解説したい。
au ID を取得する
まずは au ID の取得から始めよう。これ自体は簡単で PC 、スマホ、タブレットなどデバイスを問わず作成できる。
下の画像は PC で作成した場合。「au携帯電話をご契約していない方」という項目の右側「au ID の登録」を選択しよう。
じつはここまでは難しくない。指示に従ってメールアドレス、携帯電話番号などを入力すれば au ID がすぐに発行される。
ID が発行されたら au wallet アプリをダウンロードしてログインしよう。
一般的なコード決済アプリのような使い方で UI そのものはわかり易い。
またチャージ方法は各種クレジットカード、ローソン店頭、auショップなどが用意されている。
これだけで au Pay が完全に楽しめるなら au 回線が無くても成り立つのだが、やはり au wallet カードが無ければ真価が発揮できない。
そしてその au wallet カードは「じぶん銀行口座」を開設して初めて申し込み可能となるのだ。
そこまでして本格的に使いたくなるだろうか。
じぶん銀行開設は約 1 週間
さて話を進めよう。じぶん銀行は公式サイトから申し込みが可能。キャッシュカードは 10 日以内で届くと言われている。
au ユーザーでなくとも 三菱 UFJ 銀行 ATM との連携やネットバンクとして役立つので作って損はないはずだ。
届いたら「じぶん銀行」アプリをダウンロードし、ログイン設定すればネット銀行としてすぐ利用できる。
au wallet と「じぶん銀行」の紐付け
さて 1 週間以上かけてようやく au wallet カードが申し込める状態になった。
ところが au wallet アプリと「じぶん銀行」を紐付ける方法がわからず電話で問い合わせたところ、、
「au wallet アプリ側でオートチャージ設定をしてください」という回答が得られた。
au ID と「じぶん銀行」を紐付けるというより、この作業が必要らしい。
ちなみに赤丸で囲った部分をご覧頂きたい。
じぶん銀行口座がない人は 2 週間かかることが遠回しに書かれていて笑えてしまう。
こんかい筆者は au 回線なしで検証しているため、ここから先は 1 週間待つしか無い。
最後に
というわけで au 回線がない人が au Pay に本格的に参加するには、これだけ複雑なステップがある。
準備が整ったとしても今の所ローソンで 20 % 還元キャンペーンくらいしか大きな施策は実施されていない。
そうなると au 回線を持たない人が「わざわざ au Pay を使いたい」と名乗りでる可能性は極めて低いと言えるだろう。
この au の徹底したやる気の無さは、いい戦略としか言いようがない。
ライバルが消耗して「勝てる」と見込めればアクセルを踏めばいいし、勝算がなければムダな広告費を打つまえに撤退する。
au Pay の行方はわからないが、現時点で au ユーザー以外は参加するメリットが薄いのは間違いない。
とはいってもここまで設定したので、あとは au wallet カードが来たらお得な使い方を見つけ出したいのでまた続編を書きたい。