楽天モバイル(MNO)のキラー端末 Rakuten Mini が昨日(1 月 23 日)いきなり発売開始とアナウンスされた。
価格は 21,800 円(税込)と思ったより良心的で、このサイズで Felica 搭載のスマホは他に存在していない。
ウォレット端末としての実用性と可能性を見出すため、さっそく楽天モバイルショップ池袋東口店で購入。
(eSIM 書き込みができないトラブルもあって、全部終わるのに 3 時間以上かかった)
既におおくのメディアが取り上げているため、本記事では付属品などは割愛して率直な印象を述べていきたい。
文句なしの外観とフィット感
2 ~ 3 時間じっくりと触って思うのは「ああ、これが小型スマホの完成形だ」という感慨深さである。
筐体はクレジットカードサイズと言われて、誰でも片手にスッポリと収まる大きさだ。
楽天モバイル公式によれば世界最小・最軽量の 79g で、ポケットに入れるとつい「あれ、どこ行った?」と感じるほどの軽さである。
また筐体に関して安っぽいイメージを持っていたが、じっさいに全体を見るとそうでもない。
側面フレームはむしろ高級感を漂わせており、チープな印象は払しょくされた。
本体右下にはストラップホールがあり、首からぶら下げることができる。
スピーカーに関しても Youtube で人の声が割れずハッキリ聞こえ、とても 2 万円のスマホとは思えない。
外観と持ち心地に関しては文句のつけようがなく、過去にレビューした Palm Phone と同等といえるだろう。
洗練された UI と実用性ある画面
では中身はどうかと言われると、外観を台無しにしない完成度だ。
まず何よりディスプレイに映る文字が思ったより見やすい。
(楽天にしてはオシャレと言ったら失礼だろうか。美しい UI である)
Palm Phone 3.3 inch に対して Rakuten Mini は 3.6 inch。
たった 0.3 inch の違いだが、そのおかげで Web や SNS の各ページの全体像をハッキリと捉えやすい。
ちなみに筆者は iPhone の文字をギリギリまで拡大する程に目が悪く、この辺りには割と神経質にレビューしているつもりだ。
(ちえほんさんの Youtube 動画をテスト視聴。音質も流していて苦に感じない。)
もちろん個人の感想にはなるが、少なくとも「字が小さすぎて読めない!」といってハズキルーペを手にする事はないだろう。
Palm Phone を超える魅力
またネットワークの点では物理 SIM 非対応の eSIM でありながら、大手 3 キャリアの周波数にそこそこ対応している。
LTE Band /18/19 TD-LTE Band 41
3G Band 1/6/8 GSM は非対応
将来的に他社の eSIM が出てきた場合、VoLTE は非対応でも低周波数のおかげで圏外は防げる確率が高いはずだ。
さらに Wi-Fi 5GHz 対応で、テザリングも 8 台まで接続可能と実用性にも富んでいる。
(Antutu ベンチマークは 10 万点以下。重い処理には向いていない)
3 月 31 日までは海外ローミングも無料のはずなので eSIM をオンにしたまま海外データ通信も試す価値もあるだろう。
(自宅内ではダウンロード・アップロードともに平均で 50 Mbps 以上でている)
Palm Phone は 5GHz や他キャリアの低周波数に非対応だったし、テザリング機能すら持っていなかった。
Rakuten Mini はそうしたネットワーク周りに加えて日本のキャッシュレスを制する Felica を持っている。
(パッケージの限定感に魅了されてケースやフィルムも購入してしまった)
ではそうした機能がどこまで使い込めるのか、バッテリー持ちなども含め明日からじっくり検証していきたい。
もしかするとハマる端末になるかもしれない。
Twitter をフォローする!skyblue_1985jp