小型スマホ Rakuten Mini の検証を進めているのだが、自己責任で eSIM 周りも試してみた。
技適が通過している端末ではあるものの IIJ 非公式であり推奨されない行為と前置きした上で検証結果を報告したい。
契約から利用開始までが早い
検証に利用したのは IIJ mio が提供する eSIM プランで、現在ベータ版(データ通信)のみ利用できる。
ネットで契約してから 10 分も経たずに開通し、アクティベーションコードがメールで届く仕組みになっている。
手動で打ち込むと大変なので QR コードを出力してスマホで読み取るのが一般的だ。
むろん一連の作業はスマホが自動で行うため難しい知識は全く必要ない。
ちなみに QR コードは E メール受信環境があれば Android, iOS, PC などデバイスや OS を問わず出力できる。
さて無事に IIJ プロファイルが認識され、先に進むか問われるので「はい」を押下して先に進む。
するとアンテナピクトが Rakuten から IIJ に切り替わった。
物理 SIM と同様に APN を設定すると無事データ通信が流れ 4G+表記を確認。
docomo回線 440-10 に接続され東名阪 Band 3 を受信した。
というわけで eSIM には SIM ロック的なものはかかっておらず、通信事業者の動作確認さえ取れれば安心して利用できるだろう。
切り替えがとても楽・・・
ところで「あれ?楽天の eSIM はどこ行ったの?」という話になるが消滅したわけではなくスマホ内に収納されている。
SIM カードというだけあって仮に初期化しても本体に残りつづけ、手動で消去しない限り残るのが特徴だ。
IIJ のほか海外の Transatel を検証中。物理 SIM を複数管理しながら 1 枚紛失するなんてことはもうない。
というか、普通の人は SIM を複数持ち歩かないのだが・・・
例えば楽天モバイルが圏外の場所で IIJ に切り替えるとか、お昼のピークタイムだけ楽天にするなど TPO に応じた切り替えが実用的といえよう。
このように eSIM は何かとメリットが多いのだ。
最後に
Rakuten Mini は他社の VoLTE 通話に非対応ながらドコモや au ネットワークに対応しており、山間部や屋内でも活用できるはず。
ただし現時点では eSIM を自在に発行できるのが大手キャリアに限られており、総務省は MVNO に制限を解放するよう求めている。
もしこの取り組みが進み好きな MVNO で eSIM 契約ができれば物理 SIM が時代遅れになることもあるかもしれない。
SIM の再発行に店頭まで出向いたり発送に数日かかるなんて、もはやスマートではないのだ。
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