7 月 31 日、ソフトバンクが OPPO Reno3 5G をリリースした。大手キャリアが OPPO を扱うのは au につづき 2 番目で、ファーウェイなき今コスパ重視のメーカーとして採用が続くだろう。
(左から Reno3 A、Reno3 5G、FIND X2 Pro)
同機種はミドルスペック向け Snapdragon 765G、ROM 128 GB、RAM 8 GB 構成で「68,400 円の割に弱そう」と落胆するかもしれない。しかし実際に使ってみるといい意味で期待を裏切られた。
美しく絶妙サイズの筐体
まず触れておきたいのが筐体の美しさである。日本国内に投入される OPPO は低価格モデルがおおく、所有欲をみたす高級感に欠けている。
決して安っぽいわけではないが、もう少し本格的な物を持ちたい人は Reno3 5G を一度みて頂きたい。その上品な仕上がりに驚くだろう。
光の加減で色あいが変化する「ミスティホワイト」は淡いブルーやパープルがまざって美しい。
(後述するが 4 眼カメラはミドルレンジとは思えない程の完成度だ)
6.55 inch 有機 EL ディスプレイの解像度は Full HD+ 。申し分ない美しさで動画を観るにしても縦長すぎないのが好印象。
(生体認証には「顔」のほか精度の高い「画面内指紋」の 2 種類)
ディスプレイと背面は淡いゴールドのアルミフレームで結合され、やはり今までのOPPO スマホとはどこか違う高級感を醸している。
(サイドのアルミフレームが程よい高級感を醸している)
このように OPPO スマホが好きで、そこそこの高スペックとデザインを重視したい人がまず候補に入れたい 1 台なのだ。
チップセット + α でゲームも快適
つづいて中身をみていこう。繰り返すが Reno3 5G はミドルスペックで、ベンチマークは 60 万スコアを叩き出す OPPO FIND X2 Pro には到底及んでいない。
しかし Reno3 5G には 5G・AI でゲーム体験を底上げする Snapdragon765G チップが搭載されている。
評価すべきポイントは画面リフレッシュレート 90 Hz でアプリ起動やスクロールを高速化させ、RAM 8 GB で余裕のマルチタスク化を実現させたこと。つまりベンチマークの数値には現れないハイエンド並の体感ができるのだ。
ちなみに 90 Hz レートは重くなった Twitter のストレスを軽減させるなど基本的なアプリ体験をも向上させる。
極めつけは 5G 超高速ダウンロードで、エリアが拡大すれば端末としての価値は別格となりそうだ。
今のところ性能面でのストレスは全くない。サンプリングレートが最高峰のゲームにこだわりが無ければメイン機種として堂々と利用できそうだ。
美しすぎるカメラ性能
カメラ性能に関してはカメラ性能をウリにするライバル機種には負けない印象だ。ここから作例を並べていきたい。
(超広角で撮影。東京メトロ千代田線・新御茶ノ水駅から徒歩 3 分程の場所)
(標準で撮影。横浜ワールドポーターズ付近)
(超広角・夜景モードで撮影。ガラス越しで曇っているが白飛びを抑えている印象だ)
(超広角で撮影。横浜ランドマークタワー 69 F から撮影)
いくつかズームもみていこう。 同じ場所から 5 倍ズームすると・・・
画質を落とさずにかなり遠くの船を撮影できた。ここから 10 倍ズームもできる。
さすがに粗くなってくるが遠くの物体を SNS でシェアしたい時に活躍しそうだ。
(標準で撮影。AI が「食べ物」と認識して肉眼にちかい鮮明な色に仕上がった)
ポートレート撮影は「人」と「物」の両方が被写体となり、1 倍ズームで撮影できるのが特徴。後ろに下がる必要がないのは嬉しい。
50 〜 60 倍といった超望遠を必要としなければハイエンドスマートフォンにも劣らない印象である。
最後に
キャリアスマホのためシングル SIM であり Micro SD カードが入らない。また防水非対応であることから万人受けはしないだろう。
しかし Felica 搭載はせめてもの救いであり上述のようにデザイン・処理性能・カメラではハイエンド顔負けの実力を持っている。
迫力あるステレオ・スピーカーで動画を観たり、ソフトバンク 5G SQURE の VR コンテンツは予想以上に楽しめそうだ。
これから惜しい点も含めてふたたびレビューするので何かしら参考になれば幸いである。
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