2019 年の Galaxy Note10/10+ から早いもので一年が経過。新型コロナウイルスの中で盛り上がりに欠けるスマホ市場だが、今年も驚くほど進化して新作がやってきた。
8 月 5 日に発表されたご存知「Galaxy Note20/20 Ultra」である。
今回は上位モデル Note 20 Ultra の Black をいち早く入手できたので取り急ぎ外観レビューをお伝えしたい。
カメラで決める元祖ノートの次なる一手
箱から本体をとりだすと「Galaxy Note10+」そのものといった印象で、正面から大きな変化は感じられない。
何ならパンチホールの位置まで変わっておらず、ぱっと見での区別は難しいだろう。
(iPhone11 Pro Max との比較)
しかし背面をみると一変。予想以上におおきく出っ張ったカメラに圧倒される。
(超広角・広角・望遠にレーザー AF センサーを搭載)
それもそのはず。 メインには 1 億 800 万画素、最大 50 倍のデジタルズーム、 120 FPS での Full HD+ 動画撮影など Note 史上最高レベルのカメラなのだ。
(超広角、広角2 倍、4 倍などワンタップでズームできる)
いまや Note 10 Lite にもペン機能を解放し、Surface Duo や Huawei Mate 20X など、ライバル機種が増えてきた。
ペン以外の機能を拡充して元祖 Note シリーズの存在感をしめす意味では、カメラ性能アップは他社や自社ブランドとの差別化として正解だっただろう。
(ペンが左側に収納されるようになった。人によっては慣れが必要かもしれない)
背面は鏡のような透き通った仕上がりで、筆者の選んだブラックは光量によってはシルバーやブラックなど何通りかに変化する。
(iPhone11 Pro Max との比較。カメラの目立ち具合は負けていない)
また本体を手にとった時の感覚は 209g にも関わらず「軽い」と感じる程で、重心のバランスが計算されているようだ。
これは昨今の高倍率ズームを搭載したスマホにとり、普段使いしていく上での重要なポイントだと考えている。
スペックは 2020 年最高峰
ところでスペックは今年最高レベルといっても過言ではない。Galaxy S20 シリーズよりも高速な Snapdragon865+ を搭載。
ROM 256/512 GB、RAM 12 GB で画面リフレッシュレートは滑らかな 120 Hz がデフォルトで設定され、ゲーミングスマホに遜色ない体験ができるはずだ。
また S10 シリーズから採用されたディスプレイ内指紋認証は失敗する回数が減った印象で、指が乾いた状態でも安定して解除できるか検証してきたい。
(ペンの収納スペースが左側にきている。人によっては少し慣れが必要かもしれない)
最後にノートについて触れておくと、カメラが出っ張っているためケースを装着しない限り安定して書くことが難しそうだ。
低遅延に関しては元から完成度がたかく、絵を描く仕事でもしていない限り Note10+ との違いを感じることは難しいだろう。
最後に
開封して間もないので本格的なレビューは改めて書きたいが Galaxy Note20 Ultra 5G は「Note10+ のバージョンアップ版」というのが正直な第一印象だ。
(Noteに描いて投稿された作品。本当に紙に描かれたようで美しい)
2 年周期で iPhone のデザインが変化するように、今年の Galaxy Note は外観におけるデザインの変更があまり感じられない。
だがもちろんスペックは格段に向上しており、最大 50 倍のズーム搭載のカメラは今回の要にもなるだろう。
また Microsoft との連携やワイヤレス Dex 機能など Note20 シリーズならではの機能も試していきたい。もはやゲーミング・スマホとカメラが 1 台になったような感覚だ。
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