筆者の愛用していた Arm チップ搭載のノート PC、Galaxy Book S が電源不良で壊れてしまった。
超薄型、長時間バッテリー、nano SIM 搭載でお手頃価格。これを満たすのは同じく Arm チップ搭載しかない、、ということで Surface Pro X を購入した。
詳しくは別途レビュー記事を書く予定で、今回は au 「データ Max 5G」 SIM を入れた際の挙動に関して記録したい。
そもそも「 データ Max 5G」 とは・・・
「データ Max 5G」は au 料金プランの一つで、基本的にスマートフォンでの動画・ゲーム・音楽・アプリなどが使い放題(ダウンロードし放題)になる。
ただしスマホのテザリング機能を使って PC を動作させると 30 GB までしか使えない制限がある。
つまり PC でのヘビーな利用は想定されておらず、無制限といえどスマートフォンに限定されるのは勿体ない。そこで SIM フリー nano SIM スロットを搭載する Surface Pro X に挿してみた。
Surface Pro X に au データ Max 5G SIM入れたら何もせず動作したwwこれ通常パケットにカウントされるのかな??
あと eSIM まで搭載しているから、楽天電波切れたら物理 SIM に切り替え等もできて強すぎる((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル pic.twitter.com/WZmTI0jJzi
— Skyblue (@skyblue_1985jp) September 29, 2020
(一応 APN を自分で用意した。それが知らぬ間に適用された可能性はある)
すると au マークが表示され、意外にもスムーズに 4G 接続された。夜になると 100 Mbps 近い高速データ通信で PC 作業が捗ってしかたない。
しかしここで気になるのが「PC のデータ通信は通常パケットなのか、それとも 30 GB から引かれるのか」という点である。
SIM を挿入したのが 9 月 29 日で、前日まで 48 GB 使っていた。一方で 30 GB のテザリングはほぼ利用していない。
通常パケットカウントされている
Surface Pro X では Youtube を観たり必要なソフトウェアやファイルのダウンロードなどを行った。
そして次の日に my au からデータ通信量をチェックすると・・・なんと「通常パケット」としてカウントされていた。
これはいい意味で想定外だ。「テザリング」を使わずに単数デバイス(PC だけ)を利用していれば「通常パケット」扱いになるようだ。
逆に PC のルーター機能を使って近くの PC や タブレットにパケットを共有すれば 30 GB から引かれていく。2 台以上に接続すると「テザリング扱い」、「1 台ならどんなデバイスで使ってもセーフ」というのが現時点での仮説だ。
長期 UQ ユーザーは格安で SIM をゲットせよ!
昨日の記事にも書いたが 12 ヵ月以上の UQ モバイルユーザーは、10 月 1 日以降に au データ Max 5G(4G)を月額 3,480 円(税別)で使えるようになる。
対象になる人は 1 年間限定で au データ Max 5G を使ってもいいかもしれない。普段はスマートフォンでガンガン使い、テザリングも使い切ったら Surface Pro X などの PC に挿して通常パケットとして使う。
(2020 年 3 月 26 日、5G 開通日にすぐ Galaxy S20 5G を購入した筆者)
もちろん全てのデバイスでできるとは限らない(実際、複数デバイス接続前提のルーターでは「テザリング」扱いになる)
またこうした使い方がずっと保障されるわけではないので「こんな例もあるのか」くらいに捉えてもらえると幸いだ。
そして上述した仮説はどの程度当てはまるのか、さらなる検証を続けていくつもりだ。
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